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『ハーレム状態の提督が天龍に怒られてから仲直りするまでに駄目になったり怒られたりして最終的には不知火とエロいことする話』の続き 『クズ提督が天龍と肉体関係を結んだことについて怒っている加賀さんが、しかしエロい事されて仲直りする話』 1 淫らな水音が司令室に響いていた。壁に背をつけた提督の前に跪き、艶やかな黒髪を耳にかけ、一所懸命に頭を振っている艦娘。 口には提督のそれが咥えられ、こぼれた唾液がつやつやのサイハイソックスを濡らしていた。 「なぁ、もうまずい。また夜にきちんと相手をするから……」 時刻は一四○○。状況的にすぐ横の司令室扉を、何時誰がノックするかも分からなかった。 焦りと不安が思考を乱し、しかし背徳が快楽を増大させる。吐息と唾液の跳ねる音が、嫌に大きく聞こえていた。 「気持ちよくないのか?」 一旦陰茎を口から離し、上目遣いに提督を見る。天龍の隻眼は潤み、頬は赤く上気していた。 気持ちがいいかと聞かれると、答えに窮してしまう提督であった。少なくとも、上手だとは言えない。時折歯があたり、痛みが走ることもある。 だが、シュチュエーションが興奮を促して、射精感が高まっているのも事実であった。 黙っていると、天龍は一人納得顔になった後、意地悪く口角を吊り上げ言った。 「なら、きちんと練習しなくちゃな」 奉仕が再開される。根元を両手で包みしごきながら、亀頭が吸われた。ひんやりとした舌が絡みつき、唾液が塗りたくられていく。 しばらく経って、天龍は一旦動きを止めた。訝しげな提督の視線を感じながら、一息置いて決意すると、肉棒を更に奥までくわえ込んでいく。 「おい、そこまでしなくてもいい!」 制止の声には耳を貸さず、激しく頭を前後させる。息苦しさにえずきそうにもなるが、我慢して行為を続けていった。 「も、もう出そうだから、離せ」 喉の感触に我慢がきかず、提督は慌てて言った。しかし天龍は咥え込んだままそれを離そうとはせず、むしろ頬をしぼませ、より吸い付いていく。 張り付く口腔内の感触についに耐えられなくなった提督は、そのままの状態で精を吐き出してしまった。 「んっ! んうぅ……」 悲鳴が上がり、口から脱力した陰茎がずるりと引き抜かれた。しかし天龍は、出された精液まで吐こうとはせず、むしろ手で口を押さえ喉を動かし始めていた。 「天龍、吐き出せ。無理をするな」 提督は頭を撫でながら、しゃがみこんで言った。表情からして苦しそうなのだが、彼女はかぶりを振って、意地でも嚥下をやめない。そしてついには全てを胃にくだしてしまったのだった。 「フフフ……口で、抜いてやったぜ」 息も絶え絶え、口の端から白濁を垂らしながら、それでも不適に微笑む。提督は天龍を抱きしめて、しばらくの間頭をなで続けていた。 2 司令室の前、加賀は何もできずに立ち尽くしていた。 壁一枚を隔て漏れ出す音が一体何によるものなのか、それを察してからというもの怒りの感情は際限なく沸いてきて、硬く握った拳はみるみる力を強めていた。 本当は思いっきり、この木製の扉を蹴破りたかった。何故我慢しているのかも分からなかった。ただまるで接着剤によって固定されてしまったかのように、 一ミリもまったく動けないでいる。情けなさに涙腺が緩み、気を抜いたら涙を流してしまう気がして、奥歯をひたすら噛み締めていた。 どれほどか経ち音が聞こえなくなって、加賀は扉のすぐ横の壁に背をつけた。むしろ音が無いと、一体中では何が行われているのか、 むやみやたらと詮索してしまいどんどんと機嫌が悪くなっていく。自分の想像に自分で腹を立て、しかしそのスパイラルは終わらない。 そうしてその状態からしばらく待つと、いよいよついに扉が開け放たれて、意気揚々と一人、女が出てきたのであった。 壁を通すと音はくぐもり、声から人物を特定することはできなかった。だから加賀は、その女が現れるとはまったく予想してなくて、だからこそ瞬間的に、 目の前が真っ赤になるほど頭に血が上ったのだった。 「おや? 秘書艦様か。提督に用事なのか?」 天龍は加賀の怒気には気が付かず、いつもの調子でそう話しかけた。 「あなたこそ、なんで司令室にいたのかしら」 「えっ? いや、別に大した用事は無かったんだけど……」 聞かれ、途端にごまかす様に手をわらわらと動かす。赤面し狼狽したその様子が、加賀に油を注いだ。 「そのぉ、あれだ! 遠征任務で、少し相談をな。そんな気にするなって」 じゃあなと言い、身を翻す。ハイソックスの黒に一部汚れがあったことを、加賀は見逃さなかった。 乱暴に開けられた扉の音に、提督は体を震わせ驚いた。顔を伏せ、つかつかと早足で近づく加賀に声をかけようとして、 しかしそれは彼女が机に書類を叩きつけた為に遮られた。 提督は恐る恐る、髪の隙間から一瞬覗いた彼女の顔を見た。口は固く結ばれ、顔色は真っ赤。目つきは鋭く、しかし涙を湛えていた。 バシンという強烈な打撃音が収まるより前に加賀は身を翻し、司令室を後にした。頭の処理が追いつかず放心する提督ではあったが、 落ち着いてくると彼女の怒りの原因も、あるいは涙の理由にも見当はついた。 そもそも怒りと言うならば、それはあの天龍大破の一件以来、ずっと尾を引いていた。しかしそれでもビジネスの話はきちんとしてくれてたし、 今のようにむき出しの敵意を向けてくることも無かった。 「ああぁぁ、だから昼間っからこういうことはするんじゃなかったよまったく!」 自身の失態を嘆き、しかしそれだけではどうしようもない。とりあえずは今よこされた仕事を完遂する。その後何とか加賀に許してもらう。 心軽やかな天龍とは対極な、そんな心胸を引きずって、提督は万年筆を手に取った。 3 いつもならすぐに終わらすことのできる量の仕事であった。しかし集中が乱され、気は落ち込み、思考の大部分が違う所に向かっていた状態では、 処理の時間が長大化するのもやむをえない話で、結局秘書艦部屋の前にたどり着けたのは、夜もどっぷりふけ込んでからであった。 提督は扉を前に少しの逡巡の後、意を決してノックをした。 「加賀、今いいか? 昼間のことで……」 そこまで言いかけると、ズガンと言う盛大な音と共に戸が震えた。おそらく外装の一部が投げつけられたのであろう、遅れてごろごろと硬質の何かが転がる音もする。 予想通りの反応に一つため息をし、しかしここで踏みとどまるわけにはいかなかった。警告は無視して、臆せずに扉を開ける。 「入るぞ」 部屋は暗く、加賀は蒲団の上に座る形で背をこちらに向けていた。一歩踏み出すとその体勢のまま、彼女は枕を投げつけた。 それはかなりのスピードを保ったまま見事に提督の顔面にヒットして、ボフンと間抜けな音を発させた。甘い彼女の香りを嗅いだ後、 顔から引っ付いた枕を引き剥がして再び歩を進める。 加賀のすぐ後ろにまで寄ってから、提督はしゃがみこんだ。 「枕でよかったよ。優しいな加賀は」 微笑み話しかけても、当然反応はない。 しばらく無言の時が過ぎた。月光が外から入り込み、加賀のうなじを白く照らしていた。そんな様子を観察しながら、提督はひたすら沈黙を貫きとおす。 「なにか用でしょうか」 先に耐えられなくなったのは、加賀の方であった。酷く冷たい、それでいて疲れきったような声が静かな部屋に響く。 「用がないなら、今すぐ私の部屋から出て行って」 「用ならある。加賀、すまなかった。俺を許してはくれまいか?」 加賀はその言葉を聞くと、猛然と振り返り提督を睨みつけた。目は泣き腫らし赤くなって、しかしその視線の鋭さはまったく衰えない。 手が動いたと認識するより先に、頬への衝撃と破裂音があった。視界が一瞬ぶれ、顔が壁の方に勢いよく向いてしまう。頬の痛みを気にせずに、 なんとか再び正面を向くと、しかし尚加賀は怒りを込めて睨み続けていた。 「お前の怒りは、もっともだ。俺も否定できないよ。だから、いくら叩かれても、文句は言わない。だが、」 言いかけた言葉は、二回目の衝撃で中断させられる。また同じ頬が叩かれた。 提督は腕を伸ばし、加賀の体を抱き寄せようとした。当然、猛烈な反発にあう。まず腕を叩かれ胸を殴られ、しかし怯まなかった。 ついにその腕の中にすっぽり体躯を収められると、加賀は抵抗をやめてしまった。代わりに悔しさと、怒りと、その他諸々の感情の噴出が、 声となり涙となって外へあふれてきた。 提督に頭をなでられて、たかだかその程度のことで不甲斐なく満たされてしまう自身の心を、加賀は恥じた。しかしそんな男に転んだ身ゆえ、 それはどうしようもないことだったのだ。漏れる声を押し殺し、しがみつくように服を掴んでひたすら提督の体温を感じていった。 「すまなかった」 提督からこの言葉を聞いた回数は、おそらく全艦娘の中で加賀が一番多かった。つまりそれだけの回数許し続けているわけで、 今回もその例には漏れないのだろう。加賀にはそれが不甲斐なくもあったし、しかしどこか誇らしくもあったのだ。 そのままの体勢で、随分時間が過ぎ去った。嗚咽はいつの間にか聞こえなくなり、部屋は再び静寂に包まれた。 気恥ずかしさをこらえようやく話せるようになると、加賀は開口一番に言った。 「……私にも、あの娘にしたことをして。今すぐ。そうしたら許してあげます」 伏せ目がちな表情が、暗い部屋の中やたら目立っていた。 提督は背中に回した腕を一旦解くと、加賀の顎に指を置き上を向かせた。加賀は目を閉じ、 そしてそのすぐ後には顔の近くに吐息と唇に感触を感じた。 つまるところ、それを天龍にもしていたと言うことになる。 それが意識されると涙が競りあがるほどの切なさを感じるが、しかし逆にそれが、不謹慎にも満足を与えることにもなるのであった。 少なくとも、その娘と同等には愛されているのだという証明。それが純粋に嬉しく思えた。 蒲団に優しく押し倒す。口の周りは、既にお互いの唾液でべっしょりと濡れていた。袴をずらして豊かな胸に直接指を這わせながら、 首筋を、鎖骨を舐めていった。いやらしい吐息、たまに漏れ出す嬌声と、そして獣のように荒い呼吸音が部屋に充満していった。 愛撫のたび、加賀は体を震わせながら提督をかき抱いた。キスをせがむとすぐ、舌が口を割って入ってくる。望むものが手に入る、 感じられる悦が心地よかった。 「もう、が、我慢できません。……お願い、いれて」 加賀は袴の紐を自分で解くと、そのまま足を使ってずり下げた。太ももが上から露わになっていき、その淫靡さに思わず提督は喉を鳴らした。 しかし、まだ加賀の願いには応えない。 「天龍にしたことを、するんだろう。ならまだおあずけだ」 自分以外の、他の女の名前が出たこと。それがショックでもあり、しかしどこかマゾヒスティックな興奮を、背徳的な刺激を伴っていた。 呆然と目を見開く加賀をよそに、提督はその手を下へと伸ばしていった。 秘所を指で撫で上げる。途端、跳ね上がる加賀の体。逃がさないようにがっちりと覆いかぶさりながら、割れ目への刺激を続けていった。 「くぅ……あ、はっ! あああ! ゆ、許して、許してください……指では、指でイきたくない、の、あっああ!」 言葉とは裏腹に、しかし体は絶頂へと確実に昇っていった。水音が大きくなっていき、それに対する羞恥がむしろ、快楽を増大させる。 指が陰唇を割り中へと入った。肉壷は柔らかくぬめり、くわえ込むように動いている。 愛液をかき出すように中指を動かす。指の腹が壁を撫でるたびに、加賀の手はシーツをぎゅっと握り締めた。 「ふぅっ……っああ! だめぇ! いや、あっあああ!」 加賀の体が大きく仰け反った。普段の落ち着いた声音からは想像できない、大きな嬌声を吐き出しながら、びくびくと身を弾ませる。 足は伸び手は突っ張って、何秒もそのままでいた後に、がくんと力が抜けたようだった。 普段の自慰では到達できないような深い快楽。しかし満足には程遠い。膣は熱く、しかし切なくしっとりと濡れそぼっていた。 「こ、こんな……。だめ、なのに……」 ぐったりと力の抜けた体が、蒲団に沈んでいった。焦点の合わない瞳が、提督をみる。その背徳的艶麗さに、理性の箍が外れた。 猛った陰茎を取り出すと、提督は容赦なくそれを加賀の膣に突き入れた。 「ひっ……いやぁ、待って!」 悲鳴があがる。だがそれは当然聞き入られるわけが無い。刺激から逃れようと加賀はじたばたと腕を動かしたが、 提督の手は抵抗を許さなかった。両腕がつかまれ、頭上に持ち上げられ押さえつけられる。なされるがまま、加賀は強すぎる快楽に、 しかし期待をしていた悦に身を炙られた。 嬌声は一段と高く響いていた。もはや声が外に漏れるだとか、そういったことに意識を向ける事ができない。 許して許してと連呼しながら、頭を横に振る。狂ったように腰を打ちつけ、その度に淫らな、破裂音のような水音が鳴っていた。 ついには加賀は言葉も発せずに、ただただ喉を震わせて声を出すだけになった。 射精感はみるみる高まっていった。欲望のまま我慢もせずにストロークを速めていく。そしてついに提督は、 最奥へと自身の劣情をぶちまけた。 4 気だるさの極地のような感覚。 提督は加賀を抱き、そして意識は眠りの淵にあった。もう何秒ももたない、そんな希薄な思考の中でふと昼のことを思い出す。 「また夜にきちんと相手をするから……」 そう、たしかに提督はそういうことを口走っていた。もし天龍が司令室を訪れていたのなら。もし今夜の事が彼女にばれたなら。 危機感だけはあったが、それを行動には移せない。提督は心地よい胸の温もりに全てを預け、そして意識を手放してしまった。
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318 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 09 24.68 ID lwZwtEvb ヒトニイマルマル、鎮守府近海の演習海域。 小型の高速ボートの上で、響は演習の出番を待っていた。すぐ隣では、姉妹たち第六駆逐隊による 射撃演習の様子を、提督が見守っている。 「司令官?」 「何だあ、響」 一面灰色の曇天の下、響きは姉妹たちの動きを見つめたまま、静かに提督に問いかけた。 「司令官、寒くは無いのかい?」 薄手の紺色コートに両手を突っ込んだまま、提督がすん、と鼻を鳴らす。 「大したことねえよ」 強がりだ……響は思った。近海とはいえ今日は海風が強い。しかも今は2月だ。 日本の暦の上では春が始まる頃だというが、それが一年で一番寒い時期とは、 何かの皮肉のつもりだろうか。 提督の着古したコートは、潮を含んだ寒風に吹き荒らされてペナペナに傷んでいる。 太陽の出番を待つでもなく、今にも引きはがされそうだ。 「やせ我慢は、良くないと思うよ?」 響が白いため息をつくと、提督がふん、と鼻を鳴らした。 「我慢なんかしてねえよ。つうかお前らこそ、年中そんなカッコで良くもまあ」 「私たちは艦娘だからね。海さえあれば年中元気さ……特に私はね」 「お・そ・ロ・シ・ア、ってか」 「……一段と寒いね。響、出撃する」 愛想笑いを浮かべる気にもならない駄洒落だった。 響はボートの縁を蹴って、姉妹たちが待つ鈍色の海へと降り立った。 頑固な提督にも困ったものだ……手洗い波しぶきの歓迎の中、響は思う。もう少し健康管理を してもらわないと、じきに風邪を引いてしまう。そうなると困るのは自分達だ。 ひいては海軍全体に影響が波及し、深海棲艦に隙を見せることになりかねない。 ――何とかしないとね。 「魚雷、一斉発射! てーっ!」 雷の号令。 横一列に並んだ第六駆逐隊4名の放つ魚雷が、仮想標的目がけて鼠色の海を切り裂いていく。 水面にうっすらと見える白い泡の軌跡。 一本足りないけど、楽譜の五線譜のような。 高空を遊ぶ攻撃機の編隊が曳く、飛行機雲のような。 灰色の毛糸に編まれた、飾りげないストライプのような―― 「そうか」 響がぱちんと指を鳴らすと同時に、仮想標的に命中した魚雷が高々と水柱を上げた。 「どうしたのよ、響?」 「いや、こちらのことさ。さあ、続きを片付けよう」 隣で小首を傾げた暁をよそに、寒空の中、響は艤装を高く鳴らして前進した。 319 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 12 10.53 ID lwZwtEvb 同日、フタサンマルマル、駆逐艦営舎。 同室の第六駆逐隊の面々が寝静まる頃、パジャマ姿の響はごそごそとベッドを抜け出した。 冷たい床に白く小さな足を降ろし、小型の懐中電灯で暗い部屋を照らす。 まん丸の光に照らし出されたのは、滅多に開けることのない自分の引き出しだった。衣 服やら手紙やらが雑多に押し込まれた奥底をまさぐると、ふわりとした感触があった。 響はふわふわを掴み、引き出しから引っ張り出す。編み棒の刺さった毛糸玉だった。 響がこの鎮守府に配属されたとき、何かの役に立つかもと持ってきていたものだった。 毛糸玉は3つ。紺色に、赤に、グレー。どれも無難な色だと思う。 響は両手に毛玉を抱えると、ととっとベッドに戻った。 これで提督にマフラーを作ろう……響は頷いた。 あの紙みたいなコートは見ていられない。襟元さえ温かければ、人は十分に暖をとることができる。 季節感のある装いは、紳士の嗜みだとも思う。自分たちの提督が、相応の身なりでいてくれることは、 一部の艦娘にとっては士気高揚にも結びつくだろう。 しかし、それより何より、自分の気持ちを、ひと針ひと針込めたマフラーを提督が…… しんと冷えた営舎の空気の中、響は耳元がぽっと熱くなるのを覚えた。 ――いやいや、私は何を考えている。 ぷるぷると銀髪のロングヘアーを振って、響は編み棒を構えた、が……。 その姿のまま、響はしばし硬直した。 ――提督は、何色が好きなんだ? 紺、赤、グレー。紺、赤、グレー……皆目見当がつかない。 ――わ、私は……そんなことも知らないでこんな事を……。 響はがっくり肩を落とし、毛糸玉を見つめた。 当る確率は三分の一、いやいや、そんなことはない。黄色が好きかも知れないし、 あの偏屈な性格からしてピンクが好みだとか言い出す可能性は十分にある。 提督が素直であることを祈り、響は再び手元の毛糸玉に集中した。普段使いを考えるなら紺色だ。 でもそれだとペラペラのコートと同じ。全身紺色ってどうなの? オシャレって言えるの? そこいくとグレーは最強。どんなファッションにも合わせられる。 私服だってコートだって、難なくマッチするだろう。 でも、でも、でも! さんざん迷った挙句、自然と響の右手に収まっていたのは、赤い毛糸玉だった。 響は心の中で納得していた。 ――これは私の色……不死鳥の、色だと思う。 この際、ちょっと派手だっていい。目立ったっていい。響はそう思った。 もしも気に入ってもらえなくても、こんな突飛なマフラーだったら、きっと冬が来るたびに 自分の事を思い出してくれるに違いない、と。 それにもしも、もしも気に入ってくれたとしたら。 冬の海のから帰ってきた時、一番最初に目に留まるのが、赤くて目立つ姿だったら。 響はどんな困難も超えて帰ってくるだろう……文字通り、不死鳥のように。 今度は顔全体がぽぽぽっ、と熱くなった。よく分からないけど、頬が緩んだ。 響はきょろきょろと部屋を見回し、聞き耳を立てる。規則正しい寝息がみっつ。進路ヨシ。 「さて、やります、か……」 小さくつぶやいて、響はベッドサイドの読書灯に毛布を掛けて手元だけを照らした。 そして毛糸のカーディガンに袖を通すと、静かに編み棒を動かし始めた。 320 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 13 07.68 ID lwZwtEvb 思いつきで始めたぜ。 続くぜ。多分エロもあるぜ。
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もう辺りは真っ暗になっていくらかたったころ、机に山積みだった書類は、優秀な秘書官のおかげでなんとか片付いていた。 榛名「提督、今日も一日お疲れ様でした。明日からは新海域への出撃任務があるので、ゆっくり休んで疲れを残さないようにしてくださいね。」 俺「ああ、ありがとうな。仕事が思ったより早く終わって助かったよ。榛名も、明日に疲れを残さないように、しっかり休んでくれ。」 「提督は優しいですね。ありがとうございます。それでは、失礼いたします。」 榛名が部屋から出て行ったあと、俺は言われたとおり疲れを残さないようにすぐに寝てしまおうと思っていたのだが、 「寝れんな…」 明日からは新海域への出撃任務がある。子供ではないが、仕事を任された嬉しさと、なんとも言えない楽しみで目が冴えていた。 「酒でも少し…」 そうすれば嫌でも寝られるだろうと安い酒を取り出して、一人酒か…とおもっていると 「提督…おやすみのところ申し訳ありません、一つ忘れ物をしてしまいまして…」 と、控えめなノックとともに、榛名の声が聞こえた。そういえば机にまだ幾つか書類があったかもしれない。 「入れ」 入ってきた榛名は、薄暗い明かりに照らされて、なんともいえない雰囲気があった。 忘れ物をして恥ずかしいのか、少し顔が赤い。 「申し訳ありません…自分でゆっくり休んでくださいと言っておきながら…」 「いや、気にしなくていい。目が冴えて眠れなかったところでな、少し酒でも飲めば休めるかとおもってたんだ。」 「そうでしたか、お邪魔をしてすみません。重要な書類だったもので…」 その手には、あまり見覚えのない便箋が握られていた。 「いや、ちょうど一人でさみしかったところでな。もしよかったら少しつきあってくれんか」 少し冗談めかして言ったつもりだったのだが、 「は…榛名でよければ、お相手させていただきます」 快く返事をくれた。 「提督…そんな少しだけだと、疲れなんてとれませんよ…」 そう言って榛名は酒を勧めてくる。ほんの少しのつもりだったのだが、それなりの量をとってしまっていた。 「いや、もうこれ以上は」 そう言っても、なかなか榛名は引いてはくれず、大丈夫ですよ、と言ってくる。 榛名の顔は赤く高揚し、床に投げ出された足は艶かしく…と、そこまで考えたところでイカンイカン、と思っていると 「提督…お顔が赤いですよ…どうかされましたか?」 そういってぐぃっと顔を近づけてくる。もしかして酔っているのか、と思ったところで、どん、と榛名の体重を感じて思わず倒れてしまった。 「提督…」 倒れてしまった俺は、そのまま榛名にのしかかられているような状態だった。 「は…榛名…顔が近いぞ…」 暖かく優しい息が感じられるほど、間近に榛名の顔があった。 「お、おい、榛名…?」 真っ赤に顔を染めた榛名は、さらに顔を近づけてきて、そして唐突に自分の唇を俺のそれに重ねてきた。 「!?」 あまりのことに、頭が思考を停止した。そして何を考えることもできないまま、体を動かすこともできなかった。 そして自分の口の中に、榛名の舌が入ってきたことにすら、しばらく意識をあわせられなかった。 榛名「ん…んぁ…ふ…」 熱く、そして優しいその口づけに、ぼんやりとした意識はまとまろうとしない。しかし俺の体は、あろうことか欲望を満たそうと榛名の舌に自ら舌を絡ませる。 「ん…て…ていとく…ぁ…」 その声は、頭に直接響くように聞こえてくる。 そしてしばらくの後、榛名は顔を離しゆっくりと微笑んだ。しかし、それでも頭はこの状況をのみこまない。先ほどの酒が、回ってしまっているのか。…いや、本当に、それだけなのだろうか。 「提督…提督も、もっと気持ち良く…なりませんか…ほら、提督…」 残念ながら、自分の欲張りな肉棒は、我慢などどいうことを知らなかった。最近は仕事に追われ、自分でやる暇などなかった。その鬱憤を示すかのように、ぐっとそそり立っていた。 そして理解した。じぶんも、この状況に、興奮してしまっているのだ。 しかし、ようやく頭の片隅にまとまったひとかけらの理性が反応した。このようなことが、艦娘との間になどあってはならないと。榛名の肩をとり、語りかける。 「榛名、おちつくんだ。こんなことをしては…」 しかし、その言葉が終わらないうちに、榛名に腕を抑えられてしまった。頭ではなけなしの理性が働いていても、欲望を満たさんとする体は反抗しようとはしない。榛名が腕を離しても、俺の意思になど従わず、動いてはくれなかった。 そして榛名は、その手を、盛り上がったズボンに持って行った。ゆっくりとジッパーをおろす。すると、もう我慢の限界だとでも言わんばかりの肉棒が飛び出した。 そして榛名は、その手を今度は自分の巫女服の前に持って行きはだけさせた。そしてそのしたからは、さらしに巻かれた胸がわずかに姿をみせていた。 そのまま、さらしまでほどいて行く。いよいよ理性などどいうものはとびさっていた。その手が、一周して行くたびに、そのものが見えてくる。 そして、とうとうその姿を現したそれは、そのまま俺の肉棒を包み込んだ。 「くっ…」 その快感に、思わず声が漏れる。そして榛名は、そのまま上下に胸を動かし始めた。 「提督…あっ…もっと…榛名を感じてください…おっぱいで、気持ち良くなってください…」 普段健気に仕事をこなす榛名の口からおっぱいなどという単語が出てきたことに、肉棒は早くも興奮で決壊寸前だった。 くちゅ、くちゅ、と、いやに神経を刺激してくる音が響く。 「榛名…だめだ、出るっ」 榛名のさらに激しく動く胸に導かれるように、先から白濁液が飛び出す。 そしてその液は、もうほとんど脱げていた巫女服に、榛名の胸に、そして顔に大量についていた。 「まだまだです…提督…」 顔についた精子を舐め、飲み込みながら、榛名は言った。そしてその言葉に期待しているかのように、肉棒はおさまることなど知らぬ、といったようだった。 榛名がミニスカートをたくし上げ、秘部を晒す。 まだ穢れをしらぬ、綺麗なものだった。そしてそこは、淫らな液で、すでにぬらっといやらしくひかっていた。 そしてそれを不器用な手つきで、俺の肉棒にあてる。 「…あぁっ!…んぁぁ!」 そして、ゆっくりと腰をさげ、 そのまま、ズッと沈み込む。 「はぁ…はぁ…て、提督…もっと、もっと、…榛名を感じてください…」 ダメだ、ダメだと、ここへ来てようやく理性が戻ってきた。しかし、そんなものはもう手遅れである。極限まで高められた体の興奮は、理性の言うことなど聞かない。 動き出す榛名にも、何の抵抗もなく、快感に身を任せていた。 すっ、すっ、とゆっくりとした動きが、じれったく、そして確実に肉棒に快感を与えている。しかし一度イッているそれは、早々果てそうにはない。 そのうち、榛名の腰を動かすスピードも上がってくる。 「あぁっ…はっ…はっ…はぁっあっ」 もう腕にかかっているだけの服と、恍惚とした表情は、男の欲情を増大させ、快感を与えてくる。先ほどのはてそうにないなどという言葉は全くのうそだった。 「だめっ…あっ…んぁぁっ!て、提督!あっ…はぁっ、もう、止まりません…あっ!」 「ダメだ、榛名、俺も、もう…」 「提督!提督!榛名は…!あっ!」 「榛名!もう、出る…」 中になど、出せるわけがない。せめて、外に… 「提督!いいです…いいですから!中にください!あなたの!あぁっ!」 そして止まることなどない榛名に、またもやなすすべなく、発射する。 「あぁっ!て、提督!提督…!!」 そして榛名も絶頂に達し、体をひくつかせ、果てた。 「ん…ん?朝か…」 あのまま寝てしまったのだろうか、すぐ隣には榛名の姿があった。もう少し寝かせておこう。 その間に、汚れたところを綺麗にしてしまおうと、シーツや、自分と榛名の服をとる。 そしてしばらく経ったあと、ムクリ、と榛名が起きた。 「おはよう、榛名…」 …キャァァァァァァァァ!!!!!!! しかしその挨拶は甲高い叫びにかき消された。 「て…て…提督ぅぅぅ!!!!????え、な、なぜでしょうか…、え、あ…」 もしかして、もしかすると、 「覚えていないのか…?」 「…え?…あ、あれ…」 どうやら、あまり覚えていないのかもしれない。げんなりとした気分に襲われながら、綺麗になった服をわたす。 「え、あの、提督…その、申し訳ありません…」 顔を真っ赤にしてうつむく榛名。 まあ、酔っていたからあんなことになってしまったのだろう。 「気にするな。今日から、新海域へ向けて、気分をきりかえていこう。」 はい…、と返事があり、なんとか無理矢理にもそらせたか、と思いきや。 ドタドタドタと足音がしたと思うと、ドアが荒々しくノックされた。 「て、提督ゥー!?榛名の叫びが聞こえてきたのデスが、大丈夫ですヵー!?」 金剛の声だ。少し焦るが、榛名にすぐ服を着るようにつたえ、急いで周りを片付ける。 「あ、いや、大丈夫だ、心配しなくていい…」 「………」 ……返事がない。安心して帰ったかと思ったのもつかの間、 「グッモーニーン!提督ゥー!今日もいい天気……!!!!!!!!!榛名!なんデスか、その格好ハ!」 バーンとドアを開けて入ってきた榛名の姉の、声にならないさけびに、場が凍りつく。不運なことに、榛名はさらしを巻いている最中で、いつもよりなんというか露出の多い格好となっていた。 「あ…いえ、姉様これは…」 「こ…金剛、これはだな…」 必死に言い訳を考えているところに、さらなる絶望がおしよせる。 つまり、今の金剛の声を聞いた艦娘たちのこちらへ来る足音が響いてきたのだ。 「姉様!?やはり榛名になにかあったのですか!?」 ほかにも、大丈夫ですかー??とか、提督は一体何を…などと様々な声が近づいてくる。 「はは…やべ…」 その日の鎮守府は、その歴史に類を見ない大嵐を迎えようとしていた…
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343 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 40 24 ID 12yOsGs6 天津風とケッコンして数ヶ月。 艦隊を指揮するべき俺がいるのは、執務室の椅子ではなく、私室のベッドの上だった。 「もう、また少し熱が上がってるじゃない」 我が嫁天津風の声。体温を測ってくれたようだ。 俺氏、絶賛風邪なう。 AL/MI作戦の終了、撤退の僅か数日後に倒れてしまった。軍医によると、過労と心労だという。 大和や北上の策略(大本営への有給申請)により、こうして天津風と二人、おとなしくしているわけだ。 「ほら、少し水飲んで、少し寝てなさい」 そう言ってスポーツドリンクを差し出してくる。 キャップ部分を換装したストローを口にくわえ、ゴクゴクと飲む。 「ありがとな天津風」 ストローを外してスポドリを冷蔵庫に仕舞う天津風に声を掛ける。 「い、いいのよ別に!夫の面倒を見るのが妻の役目でしょ!」 自分で夫だ妻だと言って、悶えている。かわいい」 「な、なにいってるのよ!大人しく寝てなさい!」 おっと、口出ていたようだ。仕方ないので、大人しく布団に潜る。きゅーそくせんこー。 戻ってきた天津風の、いつもより少し赤い顔を見たあと、目を閉じる。 「大規模作戦中、ずっとみんなの事心配してたものね…こういうときくらい、ゆっくり休んでね」 睡魔の暗闇に落ちる寸前に聞こえた優しげな声は、俺の幻聴だったのだろうか…? 344 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 41 26 ID 12yOsGs6 ふと目が覚めると、時計の針はヒトフタマルマルを指していた。 ゆっくり体を起こす。調子は悪くないようだ。 「あら、起きた?」 天津風の声。 寝起きの働かない頭が、天津風を認識する。 次の瞬間、俺は天津風を捕まえ、ベッドに押し倒していた。 「きゃあ!」 可愛らしい悲鳴をあげつつ、抵抗する事なく倒れ込む。 「風邪ひいてるってのに元気ね…」 クスクスと笑いながら、天津風がそっと、俺の耳元に顔を持ってきて、 「そうね、大規模作戦、頑張ったご褒美あげる。あたしを好きにしていいわ」 艶っぽい声でそう囁かれ、様々な要因で欠片ほどしか残っていない理性が、欲望にあっさりと押し流される。 345 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 42 48 ID 12yOsGs6 「んん…んむぅ…ちゅる…」 溶けるようなキス。天津風の口内を、ねぶるように蹂躙する。その間に天津風の服のボタンを外していく。 左手でボタンを外しながらもう右手で天津風の頭を撫でる。 さらけ出された下着は黒。いつもそうだが、するときにはいつも、誘っているように見えてしまう。 やがてキスを少しずつ下に下ろしていき、黒いブラにたどり着く。 頭を撫でていた右手で、ブラのホックを外し、取り払った。 先程からのキスに天津風も興奮してくれたらしく、薄い胸の頂にツンとピンクの乳首が立っていた。 堪らず左(主観)に吸い付く。 「ひゃああっ!」 快楽の悲鳴。その声に含まれる色香に気をよくし、右手でもう片方を弄る。 舌で転がし、やわやわと揉み。唇でねぶり、指先でつまみ。 「ひぅっ…ダメ…もうイッちゃ…あぁっ!…イクぅぅぅぅぅ!」 胸への攻めで、天津風が達する。 「大丈夫か?」 やり過ぎたかと心配する俺に、少し落ち着いたらしく、優しく微笑んでこう言ってくれた。 「大丈夫、気持ちよかったから。それより、続けよ…?」 「ああ」 許しも得て、行為は再開する。胸から更に下へ降りていき、二つ目の黒い布にたどり着く。 両側が結ばれているタイプの下着。片側だけ解いて、秘部をさらけ出す。 これまでの反応から予測してはいたが、予想通り天津風の秘部は愛液で濡れそぼっていた。 くちゅり。 俺の指が秘部に触れる。 「ひゃああ!」 胸に触れたときと似たような、しかし含まれる快楽は比べ物にならない声が響く。 今度はやり過ぎないように、慎重に。毛の生えていない秘部に、そっと左手の人差し指と中指を入れる。 「ふぁっ!あぁっ!」 天津風の膣内は、とても熱い。普通の艦娘達(他の子達にこんなことをしている訳ではない。あくまで平均的な体温の話である)よりも、天津風は体温が高い。それゆえか、天津風の膣内が、とても熱く、心地よく感じる。 ぐちゅぐちゅと、入れた指でかき回す。親指と薬指で、クリトリスをいじり回してやる。ただし、焦らさない程度に慎重に。 「あんっ!ふぁっ!んあぁっ!」 いつもはすました表情の天津風が、俺だけに見せる『女』の顔。その顔に我慢できなくなり、指をそっと抜く。 346 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 45 29 ID 12yOsGs6 少し落ち着かせるため、ゆっくり頭を撫でていると、天津風が『女』の顔のまま、こう言った。 「ふふ、我慢できなくなっちゃった?」 「ああ」 「なら、いいよ?あたしで、いっぱい気持ちよくなって?」 その言葉に、俺は服を全て脱ぎ捨て、天津風に覆い被さる。 ガッチガチに固くなった肉棒の先を、天津風の秘部に当てる。 「いくぞ?」 「うん、来て」 その掛け合いを合図に、ゆっくりと肉棒を沈めていく。 「んぁ!あぁっ!いいっ!いいよぉ!」 ずぷぷ…と卑猥な音を立て、秘部が肉棒を受け入れていく。天津風の膣内はいつも通り熱く、締まっていた。 最奥まで挿入れて、天津風の小さな体を抱き締める。 「相変わらず、熱くて気持ちいいな」 「そうっ?ならっ、嬉しっ!んぁっ!」 天津風の膣内が蠢く。まるで、早く精液を寄越せとねだっているようだ。 「いいわっ!いっはい、動いてぇっ!一緒に、気持ちよく、なりましょっ!あぁっ!」 その言葉通り、ゆっくりと動き出す。奥まで突き挿入れた肉棒を、まだ始まったばかりだしとゆっくり抜いていく。ズプズプと、雁首が少し出るまで抜くと、今度はまた埋めていく。 「んああああぁぁぁ!」 どうやらきちんと感じているらしい。何度か同じペースで繰り返した後、天津風を抱き締めてキスを落とし、こう宣言した。 「もっと早くいくぞ」 俺の宣言に、快楽の余韻がが残る微笑みを浮かべた後、俺に抱きついてこう囁いた。 「いいわ。あなたもあたしも、もっと、もっと気持ちよくして?」 グッと腰を引き、今度はパンッと音が鳴る位、激しく突き挿入れる。 「ふぁっ!いいっ!気持ち、いいっ!もっとっ!んぁっ!もっとぉ!」 347 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 46 05 ID 12yOsGs6 何度も、何度も腰を打ち付ける。 膣内は熱く蠢き、締め付け、俺から精を搾り取ろうとする。 膣内の快感。 天津風の、俺だけが見ることができる恥態。 天津風の、快感を隠す事なく教えてくれる嬌声。 それらが合わさって、俺を絶頂の寸前に導く。 「天津風っ!そろそろ、イくぞっ!」 「いいわっ!あなたでっ!いっはいにっ、してぇっ!あぁっ!イく!イッちゃう!」 その言葉と共に、最高の快感をもたらす締め付けが肉棒を包む。 「くうっ!射精るっ!」 ビュルルルル!ドクッ、ドクッ、ドクン、ドプドプドプ! 「あぁっ!きたぁ!あなたが!んああああぁぁぁ!イくぅぅぅぅぅぅうううう!」 まだ、射精は止まらない。ドクドクと、天津風の子宮に精液を流し込んでいく。 びくびくと体を震わせる天津風を抱き締め、頭を撫でてやった。 348 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 04 ID 12yOsGs6 「そういえば、あなたが風邪ひいてるの、すっかり忘れてたわ」 もう一回ヤった後、シャワーを二人で浴び、結局風呂場で三回戦。上がって飯食ってその後戻ってきた俺提督が異常に熱いことに気付いた天津風が、その事を思い出して布団を変えてから一言。 「でも、ここ1ヶ月、ご無沙汰だっもの。お互い様よね」 そんなことを無自覚で言うものだから、俺はもう臨戦態勢に移行。 「なあ天津風」 「なに?」 「このまま着衣セックスしたまま寝ちゃおぐぼぁ?!」 ナイスパンチ。鳩尾を的確に狙うとは。 「な、なにいってるのよ!」 顔を真っ赤にして叫ぶ天津風。しかし、俯いて一言。 「でも、それも悪く無いかも…ひゃあ!」 俺氏節操無さすぎ。でも仕方ない。天津風が可愛いんだもん。熱い夜が始まる。早速天津風の下の下着を取っ払いー +おまけ 349 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 37 ID 12yOsGs6 イオナ「ぐんぞー、私もう一度鎮守府行きたい」 千早群像「ああ、以前世話になったとこか。そうだな、行く方法を探さな*�* ヒュウガ「姉様!千早群像!またあの世界に飛ばされました!」 イオナ「噂をすれば?」 演習場 ドオォォォオン! 北上「」 金剛「」 大和「」 時津風「」 五月雨「」 第六駆逐隊「」 第七駆逐隊「」 赤城「これって、イ401…イオナさん…ですよね?」 提督私室 ドオォォォオン! 提督「うわぁっ!」パン 天津風「きゃあっ!イくぅ!」ビクンビクン 物陰 タカオ「タカオ、見ちゃいましたぁ…」 ハルナ「タグ添付、分類、記録…」 初風「(唖然)」 350 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 12 45 42 ID 12yOsGs6 文字化けするし投下直後に端末落とすし最悪… 文字化け部分は上から順に演習場、提督私室、物陰になります。 試験前のおかしなテンションでやりました。反省はしている。後悔はしてない。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前回の続き -第2章- 雷ちゃんのはじめての『初めて』- 翌日、電ちゃんは朝から遠征に出ていた。 僕はお昼頃に帰還する電ちゃんを迎えに、港でまっているのだった。 お昼近くになり、電ちゃんが帰還する時間が近づいてきた。 僕は一緒に食堂まで電ちゃんを送ってあげることにした。 電ちゃんは、僕の少し後ろをトテトテと歩いていた。その足音が、突然とまる。 振り返ると、ちょっと離れた位置に立ち止まった電ちゃんが。何か言いたそうな顔をしていた。 「どうしたの、電ちゃん?」 電ちゃんは、顔を赤くして俯くばかりだった。 やがて、顔を上げた電ちゃんがトテトテと数歩、僕に近づいてくる。 電ちゃんと僕との間は、ひっつかんばかりの距離しかない。 「えと、あのね、あのね……」 電ちゃんは、僕と目を合わせるため、ほとんど真上を見上げるように首を上げ、何か言いにくそうにしていた。 けど、その瞳は完全に『お願いモード』であった。 「何か頼みたいことがあるなら言ってごらん・電ちゃんのためならできる限りやるよ」 僕はそう言いながら、電ちゃんの目線まで腰を落とした。 電ちゃんが恥ずかしそうに僕に耳打ちする。 「えと、えと、おねえちゃんにもしてあげて欲しいのです……」 「え?」 僕は思わず大声を出しそうになった。 同じ小隊の那珂ちゃんや皐月ちゃんが振り向き、 「司令官とお話?それじゃ先に行ってるねー!」と行って食堂に向かって歩いていく。 「す、するって、何を!?」 「あのね、せ、せっくすぅ……」 電ちゃんは顔を真っ赤にしながら僕に話してくる。 「そ、そんなこと、簡単に言われても……」 「えと、えと、おねえちゃんもおにいちゃんのこと、きっと好きだと思うのです。 だから、電だけおにいちゃんにしてもらってるのって、不公平だと思うし、電もおねえちゃんと顔を合わせづらいのです」 電ちゃんはそこまで囁くとピョコンと跳ねて僕から遠のいた。 「そろそろ行かないと皆を待たせちゃうから。それじゃ、お願いするのです、おにいちゃん」 電ちゃんはそう言い残すと、呆然とする僕をよそに、トテトテと小走りで去って行った。 ううむ、どうしたものか。 『してあげて』なんて言われても、どうやって切っ掛けをつくればいいんだろう? まさか、無理矢理押し倒すわけにもいかないし・・・。 などと考えている内に執務室に着いた。 執務室のドアノブに手を掛けた時、中からくぐもった声が聞こえてきた。 僕の留守中に誰だろう・・・? 僕は用心して音を立てないように少し扉を開き、中の様子を伺ってみる。 「………っ!」 僕はまたもや声を出しかけた。 そこで、見たものは……。 「……あぁ……お兄ちゃん……私、カラダがすごく……あつくなってきちゃった」 僕の机の前の部分に寄りかかっている雷ちゃんが、 足を女の子座りにして頬を真っ赤に上気させながら、自分の胸元に両手を置いていた。 雷ちゃんの胸には、汗に濡れた体操服がペタリと張り付いている。 雷ちゃんは掃除のときはいつもこの格好なのだ。 雷ちゃん曰く、動きやすいし、汚れても大丈夫だかららしい。 雷ちゃんは自分の胸を、濡れた体操服の上からモニモニと揉みしだき始めた。 「……ぁ、はっ……お兄ちゃん……胸、感じちゃう……」 あろうことか、雷ちゃんは掃除が終わった後、オナニーに耽っていたのだ。 しかも、僕のことを呼びながら……。 「ほら……もぅ……乳首だって、こんなにとがっちゃって……」 汗で透けた体操服の上からでもはっきりと解るほど、雷ちゃんの乳首はしこりきっていた。 服の上からでも摘めそうなほど、勃起させている。 ほどなく、雷ちゃんは体操服の裾をたくし上げ、つるんとした発育途上の胸を露出させた。 雷ちゃんの白い肌はすっかり昂奮して桜色に染まっていた。 薄い乳房の上にちょこんとくっついた、イチゴ色をした二つの小さな蕾が何とも愛くるしい。 「……お兄ちゃん……私、胸、こんなにかたくなっちゃってる……」 直接自分の胸を揉みしだきながら、うっとりと雷ちゃんが呟いた。 「……あっ……は……ぁん……んっ……お兄ちゃん……私、こんなに感じちゃってるのっ……」 薄く張った乳房を掌で包んで揉み込んだり、乳首を弄ったりして、雷ちゃんはどんどん自分を昂ぶらせている。 「……ふぁ、あん……あはぁ……ぁん……あふ…ぅん」 胸をひとしきり愛撫すると、雷ちゃんは徐々に、両手を下腹部へと伸ばしていった。 スパッツの上から指がワレメに触れたとたん、雷ちゃんはビクッと身体を震わせながら、足を立てて左右に広げた。 雷ちゃんのスパッツに包まれたお饅頭が、僕の目の前の位置にきた。 「……にゃ、お兄ちゃん……ん、んん……ふぅん……ぅん」 雷ちゃんは両手の指をスパッツの上から強く股間に押し付け、キュッキュッと激しく擦りつけていた。 スパッツは微妙に湿気を帯び、雷ちゃんの股間にピッチリ貼りついて、秘唇の形を薄く浮き上がらせている。 その浮き上がったワレメの線に沿って、雷ちゃんは自分の指を滑らせていった。 「……ぁふ、だって私……んっ……くぅ……もぅ……たまんないっ!」 雷ちゃんはスパッツを膝上まで一気にずり下げた。 今度はショーツ越しに、ワレメに指を這わせていく。 雷ちゃんのジョーツは、いやらしいオツユで、もうベトベトになっていた。 「……お兄ちゃんが帰る前に……掃除しないと……」 雷ちゃんはオツユで濡れた絨毯を気にしているようだ、こんな時でも雷ちゃんらしいな、と僕は少し思った。 クチュヌチャと水音を立てながら、雷ちゃんは布地越しに自分花弁を捏ね回す。 秘裂からますます淫液が湧き出してきて、 純白にクマさんのプリントが入ったショーツに更に大きなシミを広げていった。 「……ふぅん……っん、くふ……ぅん……あふっ……」 雷ちゃんは毟り取るように、ショーツをも膝上まで降ろしていった。 雷ちゃんの無毛の秘所が曝け出される。ワレメから零れた愛蜜が、ずり降ろされたショーツの方へネットリ糸を引く。 雷ちゃんは、ワレメの萌しにある肉の莢を自分の指で剥き出しにして、生の木の芽を捏ね始めた。 「……あん……くふぅ……ん、んんっ!」 もう少し近くで見たい・・。 そう思った僕は、思わず身体を乗り出してしまった。 ・・・ゴツンッ! 薄めに開いてた扉に、頭をぶつけてしまう。 「ひにゃうっ!?」 雷ちゃんは、咄嗟に姿勢を直し、慌てて体操服の上を降ろし胸を隠した。 しかし、スパッツとショーツがずり下げられたままなので、三角地帯が丸見えだ。 まだ、恥毛のはえてないツルツルのデルタに刻まれたシンプルな亀裂も見えている。 「お、お兄ちゃん、どこから見てたの?」 僕は、返事に窮した。 「……お兄ちゃんとはいえ……恥ずかしすぎるわ……」 雷ちゃんは顔をこれでもかと言うほどに真っ赤にして、目に一杯涙を溜めながら俯いてしまっている。 僕は、呆然と突っ立ったままでいるしかなかった。 ところが、雷ちゃんが僕の身体の一部に気づいたとたん、表情が変わった。 その一点をじっと見つめている。そこは、つまり・・僕の股間だった。 「……お兄ちゃん、私のオナニー見てコーフンしたの?」 「……」 「したのね、お兄ちゃん?」 返答するまでもなく、僕のズボンは、もっこりテントを張っていた。 雷ちゃんのオナニーを覗いていたのがバレてうろたえたため、少し縮まったとはいえ、まだ八分勃ちにはなっている。 「だったら、私が……」 雷ちゃんは突っ立ったままの僕ににじり寄ってきた。 好奇心半分、母性半分と言ったとこだろうか。 立っている僕の正面に膝立ちする格好で、雷ちゃんは僕を見上げてくる。 雷ちゃんは、僕のベルトのバックルに両手を伸ばしてきた。 カチャカチャと慣れない手つきで、バックルを外していく。 僕は咄嗟に扉を閉め、後ろ手に鍵を掛けた。 バックルが外れると、雷ちゃんは躊躇いながらも、チャックを引き下げてきた。 チャックが開ききると、緩んだズボンが重力に引かれてストンと床に落ちる。 僕の下半身は、トランクスだけになった。 トランクスがこんもりと盛り上がり、巨大なピラミッドを形成している。 「お兄ちゃんの、こんなに大きくなっている……。 ね、お兄ちゃん……さわっても、いいわよね?」 「あ、うん。雷ちゃんの好きにしていいよ」 雷ちゃんがどんな風に弄ってくれるのかな……って想像するだけで、もうドキドキものだった。 「さわるわね、お兄ちゃん」 雷ちゃんの細くてしなやかな指が、トランクスの上から僕の隆起に触れた。 雷ちゃんに触られたとたん、八分勃ちだった僕の肉茎は、 トランクスを引き裂きかねないほどの勢いでムックリと勃起する。 「……すごーい、指が触れただけなのに、こんなに大きくなるなんて……何だか不思議……。 ね、お兄ちゃん、これもう、脱がしちゃっていいよね?」 雷ちゃんは、僕のトランクスを一気に引き降ろした。 張りつめて膨張した肉茎が、雷ちゃんの目の前にババンッと跳ねるように飛び出す。 「きゃうんっ」 小さな悲鳴を上げ、天井に向かって威風堂々そそり勃つ僕の怒張を、雷ちゃんは食い入るように見つめている。 充血して赤黒く照り光る亀頭、血管の浮き出た茎の表面、剛毛にけぶる肉袋。 見た目には結構グロテスクだが、女の子はどう感じるのだろうか。 「なんだか……とってもかわいいわ、お兄ちゃん」 「かわいい?」 「だって、お兄ちゃんのだもの。太くて長くて……すごく愛おしいって感じがするの」 雷ちゃんのローズピンクの舌が、いきなりカリ首の敏感な部分に触れてきた。 「あふ、お兄ちゃんの……ん……れろれろ……」 「ちょ、ちょっと、雷ちゃん……」 「男の人って、こうされると気持ちいいんでしょ?」 「うん…そうだけど。どこで覚えたんだい?」 「お兄ちゃんの机の中にあった本に書いてあったの」 僕は、ばれていたのかという衝撃を受けながら、ジト目で見てくる雷ちゃんに目をやる。 僕が返答に困ってると、再び雷ちゃんが僕の肉茎を咥えこんできた。 たちまち、僕の身体に快感が電流のように突き抜け、怒張がビクッと震える。 「やぁん。ちょっと舐めただけなのに、お兄ちゃんのコレ、ビクンビクンするぅ……」 「雷ちゃんがいきなり、僕の一番感じるところを舐めたからだよ」 「え?今舐めたところが、お兄ちゃんのいちばん気持ちいいところなの? それじゃあ、そこをペロペロって舐めればいい?」 「ううん、感じるところはそこだけじゃないからね、雷ちゃん。 やっぱりオチンチンとか袋とか、全体をまんべんなく気持ちよくして欲しいな」 「じゃあ……こんな感じかしら?」 カリ首に触れていた雷ちゃんの舌先が、裏筋に沿ってツツツッと根元の方へ降りていった。 雷ちゃんの唇が僕の肉竿にペトッと貼りついて、フルート奏者のように表面を吸引してくる。 まだ、ぎこちなさの残るフェラチオだったが、それが一層、僕の昂奮に拍車を掛けた。 ・・ちゅむん……んっぷ……きゅむん、ちゅぱ……ちゅく……ぷはっ! ・・くちゅ……くちょ……くちゅ、くちゅ……ちゅっぷ! 肉茎がしゃぶられる音に混じって、違う音が聞こえてきた。 見ると、雷ちゃんが僕のモノを咥えながら、自分で自分を慰めている。 僕の快楽波動が下腹部に集まってきた。限界が近い。このままでは、雷ちゃんの口の中に発射してしまいそうだ。 その時、ふと、目を閉じて肉茎をしゃぶっていた雷ちゃんの瞼が開いた。上目遣いに僕を見つめてくる。 僕と雷ちゃんの視線が絡み合った。僕は、そのまま視線を雷ちゃんの下腹部へ落とす。 フェラチオしながら自慰をしていたことを知られた雷ちゃんは、 少しばつが悪そうな表情をして、一旦僕の肉茎から口を離した。 「お兄ちゃん……セックスしましょう」 電ちゃんから『おねえちゃんもお兄ちゃんのこと好きだから』と聞いていたとはいえ、 あからさまにそう言われて、僕はどぎまぎするばかりだった。 「で、でもね、こういうことは……」 「だって、お兄ちゃん、昨日は電と……」 見られていたのか・・。 雷ちゃんの瞳から、ボロボロッと涙が零れた。 いつもはしっかり屋さんなのに、意外と泣き虫なんだ・・。 僕は雷ちゃんを抱き上げ、ベッドに横たわらせた。 膝まで下げられたスパッツとショーツを脱がしてあげ、優しく覆いかぶさる。 雷ちゃんの髪の毛を撫でて上げ、僕はくちづけた。唇同士が触れ合う程度のごく軽いくちづけだ。 雷ちゃんは、嬉しそうにはにかんだ。 僕は、雷ちゃんの体操服の上を捲り上げた。 膨らみ始めたばかりの胸の薄い脂肪を集めるようにして揉み上げる。 そして、ツンと尖ったイチゴの蕾を口に含んだ。 「あん、あぁぁぁーっ!」 蕾を舌先で転がしたり、軽く噛んだりする度に、雷ちゃんは甘い声を上げた。 僕は片手で一方の胸を責めながら、もう一方の胸を口で責める。 雷ちゃんは、今まで自分で慰めていて我慢の限界に達していたのか、 僕の太股を雷ちゃん自身の両の太股で挟み込んできた。 僕は太股に、ヌチャっとしたものを感じた。それは、雷ちゃんの股間からしとどに溢れる淫蜜だった。 雷ちゃんは、僕の太股に股間を押し付け、前後に動かし始めた。 枕を股に挟んで、オナニーをする女の子も結構いるって聞いたことあるけど、雷ちゃんもそうなんだろうか・・? 僕はそんなことを考えながらも、雷ちゃんの胸への責めを激しくしていった。 責めが激しくなればなるほど、雷ちゃんの股間を揺さぶるスピードが上がっていく。 「あぁぁぁーっ!いいぃぃぃぃぃーっ!」 雷ちゃんは一層高い声を上げるとともに、僕の太股をギュッと締め付けた。 その数瞬後に、ガクッと力が抜ける。どうやら、軽くイッタようだ。 僕は、雷ちゃんの体操服の上を脱がそうとした。 雷ちゃんは、ばんざいの体制を取って、脱がすのに協力してくれる。これで、雷ちゃんは丸裸になった。 雷ちゃんは、まだ呼吸を荒げている。僕は雷ちゃんの幼い身体をじっくり見つめた。 すると、雷ちゃんがこう言った。 「私だけ、裸なんてずるいわ。早くお兄ちゃんも服を脱いで……」 僕は、雷ちゃんに言われた通り、纏っている物を全部脱いだ。これで、二人を覆い隠すものは何も無い。 裸の僕は、裸のままの雷ちゃんの隣に横たわった。 雷ちゃんの呼吸が整ってきた。僕は、雷ちゃんに覆いかぶさるようにし、くちづけた。 今度は、貪るようなくちづけだ。僕は、舌を差込み、雷ちゃんの舌に絡ませようとする。 最初は、どうしていいのか解らなかったようだが、その内、雷ちゃんのほうからも、おずおずと舌を絡ませてきた。 僕は、雷ちゃんの口腔粘膜を蹂躙しながら、足を大きく開かせた。 自分のペニスの先走り液を肉竿全体に馴染ませ、先端を雷ちゃんの秘孔に宛がう。 雷ちゃんの秘蜜をペニスの先端に馴染ませるようにした後、僕はゆっくりと腰を進めた。 「痛いかい?」 「う、ううん。そんなに……」 そう言いながらも、雷ちゃんの額には汗が滲んでいた。 僕は、そのままグイグイ腰を推し進めた。メリメリッと肉が裂けるような感触がする。 ブチブチッと粘膜が破れる音が聞こえたような気がした。 「かっ……は……いったーい!」 僕は腰を進めるに連れ、雷ちゃんがベッドをずり上がっていった。 ずり上がれないように、雷ちゃんの両肩を抑えて腰を一気に最奥まで打ち込む。 「いたいっ!いたいっ!いたいっ!いたいっ!いたいっ!いたいよぉーっ!」 いつもはしっかり屋さんの雷ちゃんが、我を忘れて泣き叫ぶ。 雷ちゃんはそれでもずり上がろうとし、ベッドの柵に頭が当たってしまった。もうこれ以上、逃げられない。 「いたいよぉーっ!ぬいてっ!ぬいてっ!ぬいてっ!ぬいてよぉーっ!お兄ちゃーんっ!」 雷ちゃんは本当にパニック状態だった。僕は、繋がった状態のままじっとしていた。 そのまま、雷ちゃんの髪を撫でながら、おでこやほっぺや鼻先に軽いキスを続けていく。 やがて、痛みがやわらいだのか、雷ちゃんが普段の落ち着きを取り戻してきた。 「ごめんね、雷ちゃん。嫌ならこのまま抜くけど?」 「ううん、私こそ、ごめんなさい。お兄ちゃん、動いていいよ……」 雷ちゃんに促されて、僕はストロークを始めた。でも、動くたびに雷ちゃんは顔を歪める。 しかし、幸いなことに今までの昂ぶりと、雷ちゃんの窮屈な処女壷の締め付けが手伝って、 僕の射精衝動は数回も動かない内に、限界を越えた。 「い、いくよ、雷ちゃん」 「き、きて、きてっ、お兄ちゃんっ!」 僕の灼熱の白濁液が、雷ちゃんの処女壷に迸った。 雷ちゃんの身体を綺麗にしてあげてから、僕達は食堂に向かった。 ふと、外を見てみると、辺りはもう夕暮れ時だった。 その夜は、何事も無かったように、夕食を食べ、三人で暫く話をした後に床に着いた。 電ちゃんの時はある程度快感を与えられたけど、雷ちゃんの時は痛がらせただけだったなぁ。 雷ちゃんに嫌われてなきゃいいんだけど・・。 そんなことを思っている内に、僕は眠りに落ちた。 「……わよっいなず……」 「はい……なの……」 「「と・・・・っ!」なのですっ!」 ・・バフッ!バフッ! 「ゴフッ!」 翌朝、いきなりのダブル・フライング・ボディ・アタックで僕は叩き起こされた。 雷ちゃんと電ちゃんだった。 「お兄ちゃん、もう朝よっ!起きなさーいっ!」 「おねぼうさんはメッ!なのです!」 僕は痛いけど朝から幸せ一杯だ、と思いながら食堂に向かうのだった。 ー2章End・
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597 :6-632:2014/02/18(火) 16 55 17.34 ID wenPwa4b 7-462の続き響視点。 7-462にて提督が帰国した後の場面以降。本当に気分を害する描写を出します。 なお、表現としては資料を基に記載しておりますが、一部事実とは異なる部分もございます トラウマやPDST(心的外傷後ストレス障害)をお持ちの方は、病状を悪化させる恐れがあります。 また、その他のメンタル系の疾患を患っておられる方も、病状を悪化される可能性がありますので、 ご注意をお願いします。 一応リョナに分類されちゃうのか?これ。良くわからないけど。 軽めの適応障害ぐらいなら、多分大丈夫。だって書いてる奴が復職して1カ月以内に書いてるから ********************************************************************************* 今度、このロシアのソチ地区でスポーツの祭典が行われるらしい。 私は“彼”に会うためにあらゆる手段を講じ、ロシアへ誘致した。 もちろん“あらゆる手段”には、性的なものも含まれ、“彼”に会えない寂しさを紛らわしたいという 欲求もあり、好きでもない指揮官に抱かれたりもした。 「司令官、こんなところまでよく来てくれたね」 長い間会っていなかった彼。でも全然変わっていない。 やっぱり大好き。1日だって忘れたことはなかったさ。 私は、長旅で疲れたであろう彼を宿泊施設へ連れて行き、部屋に通した後シェフに無理を言って 厨房を借りた。 いつも寒い日に彼に出していた。ボルシチを作るために。 「寒かっただろう?私が作ったボルシチだ。飲んでほしい」 彼に、私が作ったボルシチを手渡した。 長い期間彼にボルシチを作っていなかったから、味が心配だった。 「おいしいかい?」 心配だったがゆえに、聞かなくていいことを聞いてしまった気がする 「もちろん。世界一美味しいよ。響」 安心した。それに“ヴェールヌイ”になった今でも、昔の。ううん。彼にそう呼んでほしい響の名前で私を呼んでくれた 「スパスィーバ」 彼は久しぶりに頭を撫でてくれた。 長い長い間待っていたこの瞬間。 あの日。彼から私のロシア譲渡の話を聞かされ、私は頭が真っ白になった。 彼は私に抱きつきながら 「ごめん。何で響なんだよ。大好きなのに。愛してるのに、お前を守れなくてごめん」 そういって大粒の涙を流していた。 私も泣きたかった。泣いてあなたと離れたくない。ずっとここにいたいと駄々をこねたかった でも、そんなことで彼を困らせたくは無かった 寂しさを押し殺しわざと凛とした表情を作り 「そうかい。で、日本にはいつ、司令官の元にはいつ帰れるのかい?」 相当と彼はごめん、ごめんと繰り返し、その度に私をきつく抱きしめて涙をながしていた つまり、日本には。大好きな彼の元には二度と帰ることができないと私は確信した。 その夜。私は彼と交わり、彼の事を心と体に刻み込んだ 私がロシアに着任し、ヴェールヌイの名と共に新しい制服が支給されてから毎月彼に手紙を出した 何だか思い出が走馬灯のように走った瞬間。大事なことを思い出した 「司令官、今日は夜の会場警備があるから、これで・・・・」 彼を呼ぶた為に私がとった行動。それは今の指揮官に抱かれることだけじゃなく どんな時間であっても、彼に逢えたら会場の警備をする。と言うものだった。 こんな寒い夜。嫌がらせのような時間を指定されてしまっても、拒否はできなかった。 私は、会場の警備に勤しんだ。中で歓声が沸き起こる。どうやらどこかの国の選手が 世界最高峰のメダルを獲得した瞬間だったようだ。 そんな時、突然指揮官がやってきた。 指揮官は小声で 「そこの茂みに行くぞ」 と言い私を茂みに連れて行った。 突然指揮官が私の乳首をつねってきた。数々の行為で一番の性感帯となっていた乳首を弄られ甘い声が出てしまう その声を合図に指揮官は私の服を脱がせると、乳首にむしゃぶりついて来た。 舌が乳首に当たるたびに体中に電撃が走り。体が熱くなってゆく。 指揮官の出が私の性器をまさぐる。クリトリスを刺激され、膣に指を入れられ動かされる 「寒くはないのか?」 イヤらしい笑顔を向け指揮官が聞いてくる。 私は、“彼がいなくて寂しい”と指揮官に訴えたところ“こう言えば寂しくなくなるよ”と教え込まれ 抱かれるたびに言っていた、いや、言わされていた“いつものセリフ”を口に出す 「ああ、同志がこうして私を温めてくれている。私は幸せだ」 それを聞くと指揮官の指は私の膣内の一番敏感な部分を攻めてゆく 気持ちよさには勝てず、甘い声が幾度となく漏れ、自ら腰を振ってしまう 突然、指揮官はニヤっとした卑猥な笑みを浮かべてなおも聞いてきた 「あのヤポンスキーにしてもらうよりもか?」 私は一瞬今までの体の熱さ、疼きを忘れるほどに冷静になってしまった 彼に、司令官にしてもらった方が何十倍。何百倍気持ちよく、幸せな時間を享受できた。 本心はそうだった。『お前にされているより、圧倒的に幸せだ』そう言おうとするも 指揮官が言ってきた意図や背景にある感情を察知し、教科書通りの回答をする 「あぁ、同志にされていた方が幸せだ」 言ってしまった。言わされてしまった感もあるが言いたくないセリフだった。 これを言ってしまう、彼の居ない寂しさを紛らわすというよりも、その寂しさを上書きするように 指揮官からの快感を刷り込まれてゆく。たとえそれが本心ではなかったとしても 彼への思いを否定させ、自己嫌悪に陥れ。そこで快感を与える。 立派な洗脳ではないのか? そう、ぼんやり考えながら指揮官のペニスを口に含んでいると、突然のどの奥までペニスを突っ込んできた じゅるっ、じゅるっ 突然の出来事に抵抗できず、喉を守るかのように唾液があふれる。 その唾液がペニスに絡みつきいやらしい音を出す。 苦しいがなおも指揮官はペニスを突き入れてくる。 これが愛のあるフェラチオ、ディープスロートだと言うのか?こんな無理やり そのまま指揮官が体制を変えると、私のクリトリスや膣口を舐めてきた こんなに嫌々でも体は快楽を覚えており、私に甘い声を出させる。 言いたくもないのに、ほしくもないのに体は目の前の男のペニスを欲し、声を出させる 「早く欲しい・・・・。同志のおちんちん。早く入れて」 「そうか、そうか。よしヴェールヌイ。挿入してやる」 なおも、指揮官はイヤミな笑みを浮かべて私に問いかける 「何なら、ヴェールヌイが呼んだヤポンスキーをここに呼び出して、見せつけてやろうか?」 そんなの絶対にいや。強く拒否をしたいが、酷いことをされたくないのであえてやんわりと拒む 「さすがに、それは恥ずかしい」 ニヤニヤした目の前の男のペニスが私の中に入ってくる。 体内が熱く、そしてその形がはっきりとわかる。 腰が振られ、子宮口にペニスがコツコツあたると全身に快感が駆け巡る 「あぁ・・・幸せだ」 時折口からもれる言葉、もう私はしっかりと洗脳されてしまっているのではないか? そのセリフを聞き、目の前の男は勝ち誇ったかのように私の名前を叫ぶ 「ヴェールヌイ!ヴェールヌイ!」 どんどん腰の速度が速くなり、子宮口に幾度となくペニスが当たり私に快感をもたらしてくる 「ヴェールヌイ!このままイクぞ!」 指揮官のペニスがもう限界と言わんばかりに私の中で大きくなり、腰の動きがさらに早くなる 「え、そ・・・それは」 私は、今日は危険な日。こんな日に避妊もされず、出されてしまったら・・・。 不安な表情が顔に出る。でもあからさまな拒否ができないのは、 心ではなく『体』がリスキーな快楽を求めているのか『女としての本能』が妊娠を望んでいるのか それとも洗脳のお蔭か ペニスが子宮口に当たる。なおもペニスはさらに奥へ入ろうとする。限界まで大きくなっていた男のペニスが 軽く痙攣する。 次の瞬間、男のペニスは大量の精液を吐出していた。危険日の子宮に精子をたたきつけるかのように 「あっ・・・。出てる、同志のが・・・・。中に・・・・」 息を整える間もなく声が出てしまった。望まない妊娠への恐怖からか声はかすかに震えていた 「幸せか?ヴェールヌイ」 卑猥な笑顔で聞いてくる指揮官。今日が危険日だと知っての計算ずくの行為だったのだろうか 私は、条件反射でうなづくだけだった 目の前の男はペニスを私から引き抜いた。 結合していた部分からは目の前の男の毒液があふれてくる。 それをまざまざと目にした私は、大好きな人以外の子供を身籠るかも知れない恐怖と 本当に心も体も犯されてしまった悔しさ。自分の置かれている『賠償艦』という立場を呪うきもちと 色々な気持ちが混ざり合い、せめぎ合い。体を震えさせる。涙もあふれてくる ガサッ 何か音がしたのできにな見てみたら、『大好きな彼』と目が合ってしまった どこから見られていたのだろうか、いやそんなことよりも 汚された、汚い自分を見られた方がショックだった。 それに、彼の元にいたときは繋がるときに、一つになるときに「危ない日だから」と告げると 「そうか、俺も響を悲しませたくないし、二人の赤ちゃんにはまだちょっと早いからな」 と必ずコンドームを付けてくれた。そんな優しい彼の子が欲しくて欲しくてたまらなかったのに こんな異国の地で配慮も、遠慮も、優しさの欠片もない『クズ』のような指揮官の 子供を身籠るかも知れない恐怖。そしてそんな自分を彼が受けいててくれるはずがないとの想いもあり 警備の時間。ただただ涙を流しているだけだった。 数日後ソチ地区でのスポーツの祭典は幕を閉じた。 私にとってそれは彼とまた逢えなくなるという符号にすぎなかった またあの寂しい気持ちとの戦い。憂鬱な日々の再開 彼が日本に帰る日、私は空港まで見送りに行った 「司令官。お疲れ様。暁や雷・電とか皆に私は大丈夫だと伝えて欲しい」 そう気丈にふるまった。 でも本心は、このままここにいて欲しい、いや今ここで私を誘拐して日本に連れて帰って どれだけ気丈にふるまっても気持ちが顔に出てしまっていたらしい 彼はいつもみたいに頭を撫でてくれた 「あぁ、約束するよ。必ずお前が元気だと伝えるさ“ヴェールヌイ”」 やっぱり、か やっぱりこんな汚い私は彼に拒絶されてしまった。もう“響”とさえ呼んでくれない 「え?あ・・・・。あぁ、司令官すまない。こんな事まで甘えてしまって」 彼に拒絶された絶望感からか、私は力なく答えてしまった。 拒絶されても大好きだという気持ちに変わりはなく、彼の乗った航空機が離陸し、点になるまで見送った これ以降私は彼に手紙を出さなくなった。何を書けば良いのかわからない、彼にこれ以上拒絶されたくなかったから それから数か月後 やはり妊娠していた。 その事実を指揮官に告げると突然、殴られた。 「ヴェールヌイ。何を勝手に妊娠してるのだ!!どうせあのヤポンスキーの子だろうさっさと堕ろせ」 私は何回も彼とは行為をしていない。いや、できないようにスケジュールを組んだのは同志ではないか、 同志としか性行為をしていないと何度も何度も説明してもその度に殴られた。 確かに大好きな彼の子ではない。 望んだ子ではない。 けれども日に日にお腹のなかで大きくなっていく命。私の子供。 嫌いになれるはずはなかった。むしろ今では彼に受けいてられなくてもいい。 私一人でもこの子を育てるという気持ちが強くなっていった。 できれば、彼の子じゃないけど、彼と一緒に暮らして、彼の子も身籠りたいという欲はあるのだが しかし、そんな私の気持ちもやはり『アイツ』に踏みにじられた 私は突然軍医に呼び出しを食らった。 この子の定期検診かとも思ったが様子が違う 寝台に横になり、軍医が膣に手を入れると何かを検査しだした。 チラと並んでいる器具を見てしまった 『ハサミ・ハンマー・ドリル・掃除機のような怪しい物体そして注射器』 軍医は指揮官に何かを告げる 指揮官は高らかに宣告した 「これより、同志ヴェールヌイの堕胎を開始する。軍医殿頼むぞ」 何も聞いていない。 罪もも無いこの子を何で殺すの? どうして、私の意志は? そんなことは完全に無視をされて淡々と準備が進んでゆく 「同志、いやだ。同志には迷惑をかけないから。産ませてくれないか?」 私は懇願した。しかし、やはり指揮官は私の事を殴ってきた 「お前は艦娘だ。そんな身では敵は倒せぬ。」 そう大声を張り上げた。 軍医が私に注射を打つ。どんどん下半身の感覚がなくなる。意識もまどろみはじめた。 軍医は私の膣にハサミを入れると、子宮口をこじ開ける お腹の中の子は意志を持っているように暴れる。ハサミから逃げようと必死に羊水の中でもがく 「お願い・・・。やめ・・・。」 私は混濁する意識の中必死にこの子を殺さないでと懇願する。 しかしそんなものは無意味だった。 ハサミが私のお腹の子を捉えると、真っ先に胴体と腕、足を分断する。 もう、私の子は動かなかった。ポロポロと涙が零れてくる。 軍医は容赦なく、ハサミで私の子だったモノを解体してゆく。 掃除機のような怪しい物体が膣内に挿入されると、赤黒い液体をすいだしてゆく。 ある程度それを吸い終えると、ドリルらしきものとハンマーらしきものが膣内に入ってきた 私のお腹の中に最後に残ったものを解体してゆく バキっ、ゴリゴリゴリ。 お腹の中から聞きたくもない音が聞こえる。 再び掃除機のような物体が残ったそれを吸い出す。 私の意識はここで途切れた。 その後私は原隊から除隊し、名前もデカブリストと名乗りロシアで着任したばかりの艦娘を教育する仕事に就いた この教導隊に着任した時、校長は私の経歴すべてを知っていて、つらい記憶を持つ「ヴェールヌイ」を 名乗らなくて済むようにしてくれた。 生徒達には私と同じ苦しみを味わってほしくなかったから私はわざと厳しく指導した。 「デカブリスト、次の訓練だが非常に危険なものだ。」 突然校長は私に告げる。 訓練の内容はこうだ。私を仮想敵艦として総攻撃をかける訓練。実弾は使わないが、負傷する危険性が高いと説明を受けた 「校長。少し甘えていいかい?」 私は、校長に少しだけ甘えた。 使うのは実弾にしてくれ。もしそれで私が沈んだら、彼にこの手紙を渡してくれるよう頼んだ。 「そうか、ヴェールヌイの時の苦しみを知っているから、俺は反対しないが、良いのか?生きていれば」 「ふっ。貴方ならわかってくれるはずだ。私は、もう響として彼の横に立つ資格は無い。だから、せめて」 彼は目を細めて呟いだ 「チンジュフに居る、デカブリストがヒビキと名乗っていた時の士官で良いのだな。検閲はさせてもらうが」 私はその通りと答えた 「もし、デカブリストが良ければだが、何か君が身に着けていた物も贈ると良い。ニホンにはカタミという風習があると聞く」 私は大好きな彼の部下だった時代の。第六駆逐隊時代の服を一緒に託した。 「ロシアの士官を代表して、今までの行いを謝罪し、確実にチンジュフにこれを届ける」 そう私に最敬礼をしてきた。 「すまない、ロシアでは本当に世話になったね。響もヴェールヌイも。今の私も、全部、私だ」 それだけ言って訓練に出撃した。 新人が飛ばした偵察機が飛んでくる。 私はすかさず対空戦を展開。あっさり撃ち落とす 砲撃戦。私はよけはしなかったが次々と弾はそれてゆく。 生徒に、後輩に激を飛ばす 「そんな撃ち方じゃ、守りたいものなんて絶対に守れない。もっと良く狙うんだ!」 そう、弱ければ何も守れない。大好きな人との時間も、自分の気持ちも 軽空母による航空戦力。この編隊、龍驤のそれと同等かそれ以上か。 艦載機の狙いも悪くはない。しかし、まだ爪が甘い 「空母は艦載機の指揮もしっかりしないと。今のままではだめだ!」 会えて憎まれ役を買う。 彼女たちが私のように成らないことを切に願いながら 雷撃戦 優秀な新人の放った魚雷が直撃コース。 私は逃げも反撃もせず。その魚雷を全身で受け止めた。 訓練は終わった。教え子たちが駆け寄ってくる 「教官!デカブリスト教官!!」 彼女たちの声がだんだん遠くなる。 私は今までの事を思い出しながら、たった一言 「すまない、司令官」 と口にして、冷たい海の中に身を預けた。
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570 :告白、そして初めての夜:2014/12/31(水) 23 55 52 ID Ioys.4Is 「弥生、これを受け取ってくれ」 「これって……」 「いきなり俺の気持ちを押し付けたから怒っているかもしれないけど、 でもどうしようもなく君が好きなんだ。弥生、結婚してくれ」 「…………」 俺のプロポーズを受けた弥生は涙を流していた。 「怒ってなんて、ないですよ。でも、本当に貰っちゃって、いいの…?」 「君と一緒に歩いていきたいんだ」 俺の言葉を聞いて弥生はほんの少し、だけどとびっきりな笑顔を見せた。 そして覚悟したかのように、何かを待つかのように目を閉じた。 俺は弥生に口付けをした。お互いの一番柔らかな部分が触れ合っていた。 少ししょっぱかったけど、とても暖かくて幸せな初キスだった。 そして俺達はみんなから祝福されながら式を挙げ、初めての夜を迎えた。 「ごめんなさい、こんな小さな胸で……」 「謝らなくていいよ。俺は弥生が好きだから。それに……こうしていると弥生のドキドキと暖かさが直に感じられるんだ」 「……ありがとう…………」 「それじゃ、いくよ」 俺は弥生の乳首を舐めはじめた。舐め続けていくうちに少しずつ大きくなっていった。 俺はグミのような乳首を唇で甘噛みした。 「ンッ………!!」 弥生は声を出すまいと我慢していたみたいだが、思わず声が出たみたいだ。 俺は右手で弥生の髪に触れた。とても細くて、サラサラで、掴んでも掴めないようなとても綺麗な髪だった。 左手は弥生の秘所に触れていた。無毛地帯でありいかにも未成熟なそこは 濡れていたとはいえ小指でさえも容易に入るものではなかった。 俺は入口を指でなぞりつつ豆みたいな突起をやさしく撫でた。 「あぁん!……」 今までにない声。少しは感じていると思い、三つの行為を続けた。 そのうちに弥生のそこは拭っても拭いきれないくらい濡れてきた。 俺は今まで我慢していたモノを弥生のまだ何物も受け入れた事のない所の門に突き立てた。 「俺、初めてだからきっと優しくできないかもしれないけど…」 「いいよ、あなたの好きにして……」 その言葉に俺は腰を進めた。そこはまるで男を拒絶するかのように閉まっていて、 中々進めなかったが、俺は慌てる気持ちを必死で抑えて少しずつ進めていった。 雁首のあたりまで入っていった時、何かが破れる感じがした。その瞬間弥生は激しく目をつむった。 571 :告白、そして初めての夜:2014/12/31(水) 23 58 21 ID Ioys.4Is ふと結合部を見ると赤い血が流れていた。俺……弥生がずっと大事にしていた処女を奪ってしまったんだ…… 感傷に浸っていたかったが下手したらすぐに達してしまう。俺はなるべく落ち着きつつゆっくりと腰を進めた。 やがて先端が固い所に当たった。しかし俺のものは根本まで入っていなかった。無理すれば入るかもしれないが…… 「ごめんね……あなたを全部受け入れられなくて………… だから…私に構わずいくらでも気持ち良くなって……」 弥生はそう言っていたが、俺は弥生を全く気遣わないなんてことは出来なかった。 俺は少しずつ動いた。最初は痛がっていた弥生だったが、徐々に滑りが良くなっていくと痛みとは別の声が聞こえた。 弥生の声が快感を伴ったものになるにつれどんどん滑りが良くなり、俺の腰の動きも速くなる。 そしてとうとう限界を迎えようとしていた。 「弥生……もう……」 「いいよ……来て……あなたの全てを……頂戴…………」 「弥生……愛してる…………ッ!!」 俺は全力を込めて腰を打ち付けた。 俺の中からどんどん溢れて流れ出していくような感じがした。弥生は俺の全てを受け入れていた。 「ふぅ………ふぅ………」 「うぅ……あなたの暖かさが……私の中にたくさん溢れてる……」 俺は弥生をきつく抱きしめていた。弥生はか細く、冷たいような印象で、 強くすれば儚く壊れてしまいそうな雰囲気の少女だったが、 今ここにいる彼女は折れることなく、確かに暖かにそこにいたのだった。 「弥生……ありがとう……」 「私も……ありがとうって……言いたい…です……私の大切な処女を……あなたが貰ってくれて…… あなたの童貞を……私が…貰えて……」 互いの暖かな想いが二人の全てを繋げていた。そしてその二つの暖かな想いはやがて一つの確かな想いになるのだろう。 その日がいつになるのかわからないけど、俺はその日まで……いや、ずっと彼女を愛し貫く事を誓った。 ―終― これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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242 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/02/25(水) 23 05 23 ID JK8ge.Bs ひとます鎮守府慰安労働大和編が書けたので投下します 今回こそ大和編は終わりです、ではいきます 243 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/02/25(水) 23 05 56 ID JK8ge.Bs [12/16] 大和との一夜から一週間が経ち、東は提督から直々に執務室に呼び出されていた。 あの日から一度も大和と言葉を交わすこともなければ、顔を合わせたこともわずか。 逆に今日まで誰とも身体を重ねることもなく、平和な一週間であったのも確かだった。 執務室には東と提督の二人だけ、秘書艦すらいない部屋で提督が口を開く。 「東、とりあえず一か月間お疲れ。色々アンタの評判は聞いてるよ」 「は、はい……」 「そんな凝り固まらなくていいさ。鳳翔さんを始め、いい評判ばかりだよ」 「そうですか。よかったです」 そう言いながら提督は手元にある書類の束を持ち上げ、ひらひらと振る。 笑顔を浮かべている提督の姿に、東の中に確かな安心感が生まれていた。 大和の件も含めて後ろめたさが抜けきらず、抱えていた緊張が程よくとけていく。 帽子も脱ぎ、身に付けている提督服も着崩している提督にも緊張感は感じられない。 しかしふと提督が引き出しから、もう一つの書類の束を引っ張り出した。 先ほど東に見せた書類よりもやや厚く、枚数も多く見える。 同時に提督の眉間にしわが寄ったのを東は見逃さなかった。 とけかけた緊張感が再びよみがえりながら、提督は言葉を続ける。 「まー、若干残念な報告も少ないわけではないんだけど、身に覚えは?」 「……えっと、少し」 「そーね。こっち単独で見ると若干良くない報告が少なくないんだよね」 「は、はい、すいません……」 「浦風との混浴、長波や夕張、青葉と大和と色んな女の子の部屋で深夜デートなどなど」 一つ一つ提督が読み上げていく中で、東の背中に嫌な汗が滲み、血の気が引いていく。 後ろめたい部分だけではなく、できれば人に知られたくないという部分まで明るみに出た。 どこか恥ずかしさにも似た感情に支配されながらも、提督の話に耳を傾ける。 「でもこの辺の話を、戦果報告と重ねると話が変わってくるんだよね」 「浦風たちの戦果がってことですか?」 「そうそう。出撃、遠征、演習、それぞれの娘の戦果がやたら高いわけだ」 「たまたまじゃないんですか?」 「その可能性もないわけじゃないけどね。まー、問題はそこじゃないのよ」 「はぁ……?」 「要は女の子と混浴したり、深夜同じ部屋にいたりってのが問題なのよね」 「あー、それについては……何も言い訳のしようがないです」 「何をしてたかは分からないけど、倫理的に提督としては見逃せないわけよ、おーけー?」 提督の言っていることは東にも十分理解ができていた、故に何も言えなかった。 そもそも慰安労働を行っている人間は、自らの行いを反省するために労働を行う。 鎮守府にいる間、東の評判が艦娘から見ても提督から見ても良かったのは確かだ。 それらは事実として提督の手元に届いているし、何より提督自身が認めている。 だからと言って慰安労働の最中に、深夜帯に女性の部屋にいるというのは見過ごしがたい。 提督自身、何をしていたのか分かっていないが、前提として女性の部屋にいるのがまずい。 ましてや慰安労働を行う者としてではなく、東自身の存在は他鎮守府にも知れ渡っている。 報告次第ではそのまま刑罰に処される可能性もあり、処されても文句は言えなかった。 しかし提督の声は優しく、ひらひらさせていた書類を机に置いて口を開く。 「……東、この鎮守府でもーちょい頑張ってみる?」 「慰安労働を続けるってことですか?」 「今のままじゃ私も諸手を振って見送れない、提督って立場も難儀なもんだ、それに――」 「それに、なんです?」 「うちのトップからの直々の推薦なんだよ。ねえ、大和?」 提督の言葉が終わるのと同時に執務室の扉が開き、大和が姿を現した。 凛とした立ち姿に、普段の物腰の柔らかさからは想像できない鋭い目つき。 鎮守府のトップたる姿に相応しい姿のまま、大和は提督の後ろで身を翻す。 一週間、満足に言葉を交わしていない東にとって、最大の緊張が訪れた。 「私の推薦かどうかは関係ありません。提督の思うまま、ご決断ください」 「またまた。前は尊敬してくれてい人ができた♪とか言って喜んでたくせに~」 「なっ……! わ、私はそんなこと……!」 「東と仲良くなりたいからって、隼鷹にアドバイスもらって日本酒飲んだのも知ってるよ。 東を部屋に呼んだのに、結果的に部屋で一人で酔い潰れた挙句、ベッドと下着濡らしただけだけどね。 鳳翔さんが、こんな時どんな顔をしたらいいか分からないって唸ってたよ」 「も、もう提督! やめてください! こんな時に!」 「あ、あははは」 目の前で繰り広げられる提督と大和のやり取りに、もはや東は苦笑いしか出なかった。 提督の言った東を部屋に呼んだ日は、一週間前にとことん襲われたまさにあの日のことである。 真相は東と大和しか知らないため、提督の中では大和が酔い潰れたという結果になっているのだろう。 顔を真っ赤にして提督を叩く大和の姿は微笑ましく、同時に東の中に安心感が生まれた。 東が慰安労働を行うために鎮守府に入ってからというもの、お互いに顔を合わせることは少なかった。 大和は鎮守府の最大戦力として、東は慰安労働者としてどちらも忙しかったのだ。 初対面では明らかに覗きと思われてしまい、てっきり嫌われているものと思い込んでいた。 自分が大和にどう思われているのかを知る機会も少なく、今、提督の口から初めてそれを聞けたのだ。 大和からポコポコと音がしそうなくらい軽く叩かれながら、提督が口を開く。 「そんなわけで東がいると縁起がいい。どう? もうひと月くらい」 「え~っと、提督がいいならって思いますけど、いいんですか?」 「みんなにはお手伝いさんひと月追加って言っておくから、よろしくね」 「はい、了解しました」 普段から艦娘たちが行っている敬礼を真似て、東は執務室を後にする。 執務室に残った大和が提督を叩く手が止まったのは、それからしばらく後のこと。 「提督。よろしかったんですか? 慰安労働期間を延ばしてしまって」 「別に悪い子じゃないじゃし、それに大和も東のことは気に入ってるでしょ?」 「――!? だ、誰がそんなこと言ったんですか!」 「ん? いや、別に好きかどうかじゃなくていい子でしょ?」 「あっ、そ、そういう意味ですね。そうですね、その通りです」 「……完全に意識しちゃってるじゃん、まぁあんなことしてりゃ当然だけど」 真っ赤になっている大和に、呆れとも取れるため息と共に提督は帽子を被り直す。 東の前で口にしなかっただけで、提督は一週間前の情事の全てを知っていた。 といっても部屋を覗いていた、青葉から情報を得たという類のものではない。 他の誰でもない、日本酒を呑んで酔い潰れた大和の口から聞いていた。 だからと言って好き好んで言いふらしたわけではなく、大和にとっては真剣な話だった。 ~~一週間前~~ 「提督! 提督~!!」 「深夜にうるさくしちゃだめだよ大和……何故そんなに服がはだけている?」 「服なんかいいんです~! 提督、聞いてくださいよ~!」 「あーはい、聞く聞く。聞くから服を着なさい、ね?」 東が部屋に帰った後、部屋で目を覚ました大和は服を着直す時間も惜しんでいた。 自分自身の身に起こったことを提督に相談するため、一心不乱に執務室に駆け込んでくる。 最低限、東の精液を拭き取ってはいたが、酔いが覚めるのも待てなかったのだ。 ひとまず提督は上着を貸したが、大和の口からは信じられない言葉が飛び出した。 「それで大和。そんなに取り乱して何があったの? 何かイカみたいな匂いするけど」 「聞いてもらえますか? 笑わないで聞いてもらえますか!?」 「いいよ?」 「そ、その、口の中に精液出されただけでイっちゃうのっておかしくないですか!?」 「……はっ? ちょっと何の話をしてるのか分からないんだけど」 結局、提督が大和の話を理解できたのは一時間以上も前のこと。 最初こそ東が大和を強姦したのかと疑いもしたが、その辺りもきちんと理解した上でだ。 酒に酔った大和が勢いで東を襲ってしまったこと。 東を襲ってしまった際に、口内に射精されてしまっただけで大和もイってしまったこと。 それまで触られていなかったにも関わらず、すぐイった自分は変ではないかということ。 挿入はしておらず、あくまでも酒に酔って大和が一方的に襲ってしまったということ。 それらの話を理解した上で、提督は大和の話を丁寧に聞いて答えた。 「男慣れしてないからかな~。この鎮守府、男なんていないしさ」 「そうでしょうか? 大和が、大和が特別えっちだってことじゃないでしょうか?」 「泣かなくていいって。異性との交流も少ない大和が、いきなりその、汁の匂い嗅いだんでしょ? その上、口の中にまでぶちまけられたら女性の本能が反応してイっちゃったって考えれば……」 「不自然ではない、のでしょうか?」 「まー、たぶんねー、細かいことは分かんないけどさ」 それから一週間が経ち、今に至る。 あえて東の前で口にはしなかったが、提督の頭には全ての真実が収められていた。 その時の半泣きな上に顔を真っ赤にした大和を思い出すと、思わず提督も笑みがこぼれる。 「あの時の大和可愛かったな~、東にも見せてあげたいね」 「もう! 提督!」 「嘘だって、ごめんごめん。まだ東は鎮守府にいるんだし、色々したらいいじゃん?」 そう言って提督は大和を寮へ帰し、自身の仕事に戻った。 こうして東は再び、鎮守府で慰安労働を行うことになるのだった。 247 名前:鎮守府慰安労働[sage] 投稿日:2015/02/25(水) 23 10 00 ID JK8ge.Bs 以上で、鎮守府慰安労働大和編は終了です ここで完結(?)扱いなのか、まだ他の話が出るのかは分からないです とはいえまだSS書きたい艦娘もいるのでなんともな~って感じです では、何か書くときがあればまた 248 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/02/25(水) 23 30 57 ID Lb50NbO6 お疲れ様です! 249 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2015/02/25(水) 23 50 41 ID 7AkUOM7s 乙です やっぱ大和さんは可愛くていいですねえ ところで東って甲鉄艦から取ってるんでしょうか?だとすると何か裏設定が… これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前回の話 「なんだ、提督なの? ……あ、いえ、いいんですけど。はい。提督も、愛してます」 「そうか、キスでもするか」 「やめてください。魚雷20発撃ちますよ?」 「ははは、直線状に進む魚雷を避けるのは簡単なんだぞ」 その代わり魚雷の損失額としては痛いものがある。 別に鎮守府の運営費は自分の財布から出しているわけではないが、 逆に言えば他人の、つまり上からのお金であるので、あまり変に浪費するとお叱りを受けるのは火を見るよりも明らか。 更に追求するとそのお金は根本的にはこの日本国民の税金から来ており、 散財を続ければ結果的に巡り巡って自分が損失を被ることになるだろう。 自分も日本軍人であり日本国民なのだ。 しかし大井はこう言うものの本当に魚雷を撃つことはない。 その信頼が自分の中に根付いているからこそ、その冗談に対し自分は恐れることなく軽口で返すことができる。 もし自分でない他の提督であれば、魚雷を無駄遣いすることを圧力で止めるか、あるいは懇願して止めるか……。 そもそも魚雷は水の中でないと進行も不可能なのだが、そのツッコミは野暮というものだろう。 何が言いたいのかというと、 自分は大井の考えていることも少しずつ分かるようになってきたと思う、ということだ。 では茶番はここまでにしよう。 最近大井の被弾率が上がっている。 元は軽巡洋艦なのでどちらかと言えば素早く動けるはずなのだが、どうも調子がよくない。 今日も艦隊の足を引っ張る形で大井とその随伴艦が帰投した。 北上に肩を借り、服とも呼べない布切れで体を隠す大井が不満をぶつける。 よく見ると下着も確認できるのだが、この状況でそういう気分にはなれない。 「さ、作戦が悪いのよ……」 「……」 こうは言うが目はこちらを見ていない。 言われるごとに幾度も作戦を練り直したが大井の戦況は改善されないのだ。 何より同じ重雷装艦の北上の調子が普段と変わらずキープされているので、 自分の中にあった魚の小骨のようなとっかかりは数日かけて確信へと成長した。 ひとまず大井を尻目に艦隊に指示を出す。 「……ご苦労だった。艦隊は一旦解散とし、次の招集まで待機していろ。 大井は至急入渠し、修復完了次第執務室へ出頭するように。いいな」 『はっ!』 「……」 随伴艦全員が凛とした返事で敬礼をくれるも、旗艦だけはだんまりを決め込むだけだった。 しかし自分は特に咎めるようなことはしない。 最後に自分も敬礼をしてやめ、背を向けると後ろで各々が散って行くのが音と気配で分かる。 最近の任務遂行の鈍りをどう上に言い訳しようか考えながら執務室に戻ろうとしたが―― 「提督」 執務室を目指す自分を呼び止めたのは北上だ。 そこにいたのは北上だけで、他の随伴艦や大井はいなかった。 大井を他の随伴艦に任せてまで自分に言いたいことがあるようだった。 「あんまり大井っちを責めないであげてよ。 旗艦なのに守ってあげられなかったあたしらが悪いんだ。処罰ならあたしらに――」 「責めるつもりはない。処罰もない。私にも原因があるかもしれないのだ」 「作戦のこと? 敵艦隊には勝てたし、問題はないと思うよ」 「作戦のことではない。心当たりはあるが個人的なことでな」 「ふうん……。大井っちとなにかあった?」 「分かるのか」 「具体的には分からないけどね。大井っち、最近は提督に懐いてるからさ」 「大井には合わん言葉だな」 軽く笑いあってから北上と別れた。北上は大井の様子を見に行くようだった。 入渠ドックは男子禁制なので北上や修復妖精に任せ、自分は執務室へ赴く。 懐いている 。 その大井の行動の裏に隠された心理を自分は二つ推測する。 そして答えを知りたい。 大井は自分にどうしてほしいのか。 「大井、修復完了しました」 「よし。では執務の手伝い、やってくれるか」 「はい」 体の傷や服さえも元通りにした大井が艤装を下ろして復帰したときは既に日は沈んでいた。 しかし今日はほとんど出撃できなかったのが大方の理由か、 執務も普段より早く終わる目処が立っているため結局やらせることは少ない。 「……これだけなの?」 「む、今日はな。こっちも直に終わる」 拍子抜けしたような様子だ。 流石に始末書を書かされるのではないかと予想していたのかもしれないが、 始末書なんて適当に反省の言葉をつらつら並べていれば終わってしまうし、 読む方としても何も面白くない。 何一つ得られるものがないのに紙と時間を無駄に使うだけの徒労なんてしたくない。 お互い無言で執務を消化していき、まず大井が執務を終えた。 「提督。私は終わりましたのでお茶を淹れますね」 「頼む」 茶も何ヶ月もやらせたことなので、 顔を上げず一言伝え大井に任せることにした。 …………………… ………… …… 「どうぞ」 「ありがとう」 湯気が少しだけ出ている如何にも適温そうな煎茶が出された。 礼を言い、思わず座っている自分よりも高い位置にある頭を撫でようとして―― 「あっ」 自分はある事を思い出しながら小さく声を漏らし、伸ばしかけた手を所在なくゆっくりと下ろした。 いつしか休憩中に大井が膝枕と頭を撫でる事を強請って来たことはあったが、それだけだ。 夜這いのことも置いておくとして、 基本的に大井はこちらからのスキンシップは嫌がるので控えなければ。 横に立ったままの大井は何も言葉を発しない。 少し居心地が悪くなったのを紛らわす気持ちで出されたお茶を味わう。 薄くなく渋くなく、丁度良い濃さで淹れられている。 「……うん。今日も美味いね、……?」 茶の味を顔を合わせて伝えようと首を回したが、上がりかけていた自分の口角が下がった。 「そうですか……」 なんだ。その悲しみを殺したような淡い笑みは。 「……私、北上さんのところに行ってきます」 大井は突然扉に向かって駆け出した。 ここで大井に何の布石も打たずして行かせるわけにはいかない。 別に大井と二度と顔を合わせられなくなるわけではないはずだが、 自分はとっさに現れた焦燥感に襲われていたせいか席を立ち上がってまで大井を止めた。 「待て」 「……」 「今日の深夜、いつでもいい。私の寝室に来てくれ。寝ていたら引っ叩いてくれていい。話したいことがある」 「……」 「……」 「……マルマルマルマルに」 長い沈黙を経て一言ポツリと残して出て行ったが、自分には確かに聞き取れた。 それから椅子にどっかと深く座り込み、 湧き出た安堵感とこれからの期待と緊張を五月蝿い心臓のある胸に手を当てることで抑えた。 茶はいつの間にか湯気が出なくなっていた。 先は 寝ていたら引っ叩いてくれていい 、言い換えると 寝ていても出ていくな と保険をかけたが、結論から言うとその必要はなかった。 こちらから呼び出しておいてすっぽかすというのも有り得ないことなのだが、全く眠気が来ないのだ。 執務を早めに切り上げられたのもあるだろう。最後に見た大井の様子が変だったのが気になるのもあるだろう。 指定時刻は今か今かと待ち構えているのもあるだろう。 呼び出したこちらが落ち着いていないと非常に恰好が悪いので文庫本を開くも、全く内容は頭に入ってこない。 内容が頭に入っていないのに頁をめくり、我に返って読み直そうと前の頁に戻ることを繰り返した。 しきりに時計を気にし、いよいよ日付が変わると同時に扉が叩かれた。 「いいぞ」 ベッドの上で胡坐を掻いて扉が開くのを待った。リラックスを装っているが内心緊張が収まらない。 扉の先の真っ暗な執務室に立つ大井は顔に何の表情も浮かべずそこから動かずこちらを見つめるだけだ。 「……」 「……おいで」 大井は振り返って扉を静かに閉め、艦娘に必須装備の海を走れる靴を脱ぎ、ベッドに上がる。 2人の体重がかかったシングルベッドが軋む。自分は胡坐を掻いているのに大井は正座の姿勢をとった。 大井は何も言わない。こちらをじっと見つめて言葉を待ってくれるだけだ。 「……大井」 「……」 「北上のことは好きか」 「……はい」 「私のことは」 「……好きですよ?」 目を見て言ってくれるが、私の疑心は消えない。 もしこの疑問が間違いだったら大井を傷つけてしまうかもしれないが、それでも確かめずにはいられない。 自分勝手な私を許してくれ。 「もう夜這いはやめろ」 大井の目が皿になる。 「北上から遠ざけようとしているならやめてくれ。私は北上をそういう目で見ていない」 「寝不足の理由がそれならしっかり寝るんだ」 突き放すようなひどい言い草。 しかしどんな理由であれ二度と鎮守府に帰って来られなくなるようなことにでもなれば自分は後悔する。 寝不足も立派な慢心だ。 もしどうしても休む時間を削らなければいけない理由があるなら出撃を控えさせる。 重雷装艦は戦力的に外したくないが、大井に限ってはそれに加えて―― 「嫌いになったんですか?」 「は?」 「私のこと、嫌いになったんですか?」 目を伏せて震えている。 しかし大井が私のことを嫌いだと言ったことがないように、こちらとしても嫌いなどと言った覚えはなく、むしろ―― 「最近は私に触ってこなくなったし、さっきも……」 大井は何を言っている? それではまるで触られることを望んでいたみたいじゃないか。 それにさっきとは……。 もしかして……。 「今までもひどいこと言ってきたし、はしたないこともして、戦果も悪くなってきたと思うわ……。でもね」 「提督を好きっていう気持ちは嘘じゃないの。提督が私のことを嫌いになってもそれは変わりません。だから――」 ――先ほどのお願いは受け入れられません。 顔をようやく上げてそう締め括った大井は頬に一つ哀しみの道を作っていた。 やはり言わなければ良かったかという罪悪感はあるが、 2つの推測のうち自分にとって嬉しくない方の推測が打ち破られて出た安堵感が大きい。 しかし自分だけ悦に浸っている場合ではない。 大井を泣かせたのは誰だ。自分だ。それならやることがある。 嗚咽も上げず膝の上で拳を作り、目を閉じてなお涙を零す大井に近寄り静かに抱きしめることにした。 この肩の華奢さは普段の様子からはイメージできないものだと思う。 「すまん。そういうつもりじゃなかったんだ。 寝不足で戦闘は拙いだろ? 大井が好きだから、私はただ大井に死んで欲しくなかっただけなんだよ。 嫌いになんかなってない」 それからあとは片手で抱きしめたままもう片手で後頭部をただ撫でることしかやっていない。 先より気の利いた言葉なんて浮かんでこないし、沢山浮かんできたところで言葉の価値が下がるだけだ。 こういうときは泣き止むまで待つのが最善なのだ。 しかしあまり長くはたたずに大井が口を開いた。 「……提督」 「うん」 「私は2回提督にしてあげたわ」 「……」 「そろそろ提督からも欲しいかな、なんて……」 私の肩に顔を埋めたままの大井を離した。 「あ……」 まだ涙腺は緩んだままのようで、頬伝う粒を指で拭ってから顔を近づけ、 小さく開いたそこを自分のもので重ねた。 「ん……」 ……。 「……はぁ……」 「……こっちでのキスは初めてか?」 「……そういえばそうね」 下の方には散々しておいて上の方はまっさらというのもおかしな話だ。 なので上の方も回数を重ねることにする。 「ちゅ……ん、んー……」 自分の少しカサついた唇が不快に思われていないかとか、鼻息が当たっていないかとか心配事が一瞬浮かぶも、 抱いている大井の体の柔らかささえ忘れるほど自分が今味わっている柔らかい唇の感触一点に意識が吸い込まれていくようだ。 それでも目の前の光景もまた気になるもので、無粋と分かっていながら瞼を開いてみる。 勿論眼前には大井の顔が広がっていて、それ以外のものは目に入らない。 ああ、こいつ意外とまつ毛長いな。綺麗だな。 「はっ、ん……ん、ぅ……?」 いけない。見とれて口を動かすのを忘れた。ほらバレた。 同じく瞼を開けた大井と目が合い、唇の感触は惜しくも失われた。 「もう……、目は閉じないとダメですよ」 「悪い。もう一度、いいよな?」 それが愚問だとでも言うように再度瞼を下ろして顎をくいと前に出すので 顔をゆっくりと近づけ事の次第を再開した。 「……ふ、……ん、ぁ、ちゅ」 そろそろステップアップしたい。 少し口を開いて舌を出し、大井の唇をつついて開くように促す。 意思表示は難なく伝わったのでゆっくり差し込んでいくと、抱いている肩がほんの少しだが震える。 「っ……あ……はぁ、あ……」 しかし大井は受け入れる事をやめないし、こちらとしてもやめさせたくない。 あまり驚かせないようにちろちろと大井の舌を探す。 「……ぁ、ぅ、……っ」 すぐ見つかったのでわき目も振らずその舌に自分のを絡ませていくと案外そちらもすぐに絡み返してきた。 口の中は熱い息で充満していて、その舌もまた蒸されたように熱い。 味覚の役割を果たす舌が別の舌を味わうというのは新鮮で、ざらざらした独特の感触をよく味わう。 たった数十秒それを続けていると唾液が生産され、感触はぬらぬらしたものへ変わってきた。 半ばわざと立てるようになってきた音も水っぽくなり、淫らさは増す一方だ。 「えぅ、ちゅ、んんー……、んむ、んく、ちゅぷ、ぁ……」 口で一旦空気を吸い込もうと惜しくも唇、舌の順に離すと互いの舌の間を糸が引くのが分かる。 少しだけ瞼を開くと飛び込んでくるその顔にもはや普段の面影はなく、上気した顔で接吻を楽しんでいるようだった。 自分もこのような緩みきった顔をしているのだろうな。大井が瞼を閉じたままでよかった。 また先のように瞼を開かれないうちに再び口を塞ぐ。 「んうっ、んん……ちゅる、あ、はぁ……」 こうした唾液の交換が短くても数分以上は続いたと思う。 大井の唾液をもらって飲み込む代わりに自分の唾液も結構持っていかれたはずだが、唾液の生産は止まることを知らない。 自分も大井もみっともなく唾液を口の端から漏らし顎を伝っている。 「……ぷぁ……はぁ……はぁ……」 口を離すと自分の胸にくたと額を預けてきたので抱き留め、空いている手でこっそり自分の涎を拭う。 「はぁ……んくっ、はぁ……」 口を長く塞ぎ、息苦しくさせてしまったのかもしれないので少し休ませる事にする。 その間、自分の腕の中の大井の髪を撫でたり梳かしたりして手触りを楽しむ。 そうしているともぞもぞ動いたかと思えば自分の心臓に耳を当てて来て、心臓が跳ねる。 「……ふふ。提督、緊張していますね」 バレたか。 しかしこういう事には慣れていないので速くなってしまう鼓動を抑えることはできない。 仕返しと茶化しの意味で、密着させてくる大井と自分の体の間に手を差し込み―― 「あっ……」 「……うん、お前も緊張しているみたいだな」 大井のふくよかな胸を、あたかも鼓動を確かめるかのように触る。 感じるのは服越しでも分かるタンクの柔らかさだけ。 それはどちらかといえば大きいもので、その向こうにある鼓動の具合など分かりゃしない。 大井にこのようなセクハラじみたことをするのは久しい。 だが以前と違うのは大井の反応だ。 「……」 体を離し、診察台で聴診器でも当てるかのように自分で服を捲り上げてくれた。 しかし今から体に当てるのは聴診器ではない。 「ほら、触っていいんですよ……」 上着をかなり上まで捲り上げると姿を現したその二つのタンクにカバーはつけられていなかった。 見惚れる間も与えず大井は私の手を掴むとそのタンクの片方に押し付けた。 私の手が当たると自分でやったというのに大井は一瞬だけ体を震わせる。 「っ……」 「……大丈夫か」 「え、ええ……ちょっと、手が冷たかったから」 なるほど、そういえばこの部屋には暖房器具がなかった。 それでも体は火照っているが手足など末端は中々体温が上がらない。 大井も体は自分と同じくよく火照っているようで、 まるで中身が沸騰しているかのようなタンクに手を沈ませると自分の手の冷たさがよく分かる。 もう片手も使い、二つのタンクをそれぞれ全体を撫でる。 タンクの頂点にある突起物は勿体ぶって触れないように。 「っ……はぁ……」 あくまでも最初は撫でるだけ。 この程度では大井も自分もそこまで息を荒げることではない。 しかし最初はこれでいい。 「んっ……焦らさないで……」 「……」 ひとまずはこれくらいにしてさっさとその突起物を口に含むことにした。 まだ弱い愛撫しかしていないのによく膨らんでいる。 「ぁ……」 口をつけていないほうのタンクも撫でるのをやめ、指を使って突起物をこねくり回す。 口をつけたほうは吸い付いたり、多量に唾液を乗せた舌でわざと音を立てて舐る。 その突起物は柔らかいのか硬いのか表現しづらい独特の舌触りだ。 また甘味料が付与されているわけでもないはずだが、どうしてか甘く感じる。 「んぁ! あっ……、んん……」 開きかけた口を閉じて声をあまりださないようにしているようだ。 ……とても攻め甲斐がある。 普段大井にはあまり向けない感情が首をもたげる。 緩い愛撫は抜きにして、ただ乱暴にタンクを揉みしだき、息の続く限り強く突起物を吸い上げる。 「んああっ! あっ! ちょっと、ひっ!」 どうだ。口が再び開かれ、激しくなった喘ぎのほうがこちらも気分が高揚する。 口つけた突起物の周囲も存分に舐め回すし、手を使ったほうもタンクと突起物両方を弄り倒す。 次第に汗ばんで来たのかしょっぱいような味も混ざってきた。 「ううんっ、……ん、ああぁ!」 大井が自分に強気に突っかかり、自分が飄々と躱すいつもの関係はどこへやら、ここでは自分が優勢だった。 大井は自分の攻撃を正面から受け続ける。 ひょっとするとこれは初めてではないだろうか。とても面白い。 顔が見たくて口を離す。 タンクの突起物は赤く点灯していて自分の唾液でてらてら光を返している。 赤く点灯しているのは顔もだ。 この突起物をボタンのように押し込んだら顔も更に赤くなるのだろうか。 「も、もう怒ったわ!」 「うおっ」 うっとりした吊り目と視線が合うな否や、急に自分の肩を両手で突いてきた。 突然のことに反応が遅れあっけなくベッドに倒される。 壁に頭をぶつけないか一瞬の恐怖感に襲われたが着地したのは柔らかいベッド。 押し倒す場所の判断ができるほど大井もまだ理性を捨ててはいなかったようだ。 自分にすっかり馬乗りになった大井は顔どころか髪も乱れているが、 その顔に貼り付けていたのは不敵な笑み。 どうやら形勢逆転されてしまったらしい。 「硬いわね」 挑戦的な声で大井が見つめる先は下腹部、正確には大井のもう一つの補給口で押し潰された自分の男の象徴。 大井よりも乱れている自分がそういうところに反応を表さないはずがない。 見つめると言っても自分のモノはズボンの中だし大井のスカートもあるし、 押し潰されているところなんて見えないのだが、これはこれで想像力を掻き立てられる。 そしてこの体勢でやることと言えば一つしかなく、腰を前後に動かし始めた。 「はぁ……形がよく分かるわ……」 自分のモノはズボンの中だし、大井の補給口もおそらくカバーがかかったままなのだろうが、 それでも微妙に快楽を得ている。 「あっ、んん、これ……意外、と……っ」 こっちは声が出るほどではないが大井は恐らくカバー一枚だ。自分よりも快感が伝わっているのかもしれない。 一方自分が感じている快感はあくまでも微妙なもので、これだけで達することはできない。 「ん……脱がすわよ」 少し後退して、ベルトに手をかけられる。金属音も程々にズボンと下着はすぐに下ろされた。 二度の夜這いのこともあるだろう。しかしそれ以前にもしかすると予習でもしていたのかもしれない。 そもそもこういうことは大井には何一つ教えた覚えなどないのだ。 改めて確認するにはやや抵抗あるが、この鎮守府に男手は自分しかいなかったはずだし、 もちろん自分がそういった本などを職場であるこの鎮守府に持ち込んだ覚えもない。 そういえば面倒になってここ何日も自宅のほうに帰っていない。 ああいうのも処理のお供に使わなくなってきたし処分でもしようか。 「……大きいわね。昨日は出してないんですか?」 「昨日はやってないね」 鎮守府提督とは決して楽な仕事ではない。 今日はこうだった明日は何があるなどやらなければならないことは考え始めるとキリがない。 結果性欲そのものを自覚しない日が出てくるのも何ら不思議ではないのだ。 しかしそれはあくまでも自覚していないだけのことであって、 例えば今のような状況や気分になったら自覚しなかった日の性欲が繰り越されて襲ってくる。 正直これでは物足りない。 その旨を目に乗せて大井の目に届くよう願う。 少しのアイコンタクトの後大井は一旦ベッドを降りてスカートに手を入れた。 何の装飾もない白い下着だけが下ろされ、床に放置される。 自分は服を全て脱ぐつもりはなく、大井も何となく同じ考えのように見える。 すぐさまベッドに上がり、天に向かってそびえる自分のそれをスカートで隠して跨った。 自分のモノは湿った何かに倒される。 先と違って直に大井を感じる。 しかしこれはまだ入っていない。 「あっつ……」 まるで夏に屋外に出たときのような、しかし似て非なる声だ。 腰を動かすと互いの肉がダイレクトに擦れ合うので先とは全く違う。 竿の腹が補給口の割れ目にめり込むのが見えなくてもわかる。 「あっ、あっ、はあ、は、ああっ」 湿っていた大井の補給口からはどんどん愛液が漏れてきて、互いの局部を濡らしていった。 自分も大井に追いつくように息が荒くなっていく。 大井の晒されたタンクといやらしい腰使いは視覚に、 くちゅくちゅという水音と大井の色っぽい声が聴覚に、大井の補給口と擦れ合う局部は触覚に、 性欲を満たしてくれる材料が五感の半数と精神を攻め立てる。 「あはっ、ん……もう、我慢、できない……」 突然前後運動をやめ、腰を浮かせてスカートに手を入れたかと思えば自分のモノを掴む冷たい感触。 先端には熱く濡れた感触。 もしかしなくても分かる。 「待て早ま――」 「んあああぁぁっ!!」 「ッ!」 大井はこちらの気遣いを棒に振るように腰を下ろした。 狭いところを無理やり押し広げる感覚を一瞬だけ感じ、それはずるりと飲み込まれた。 桁違いの快感に歯を食いしばって抗う。 大井の中は柔らかいくせにきゅうきゅうと締め付けてくる。 しかし大井は初めての経験のはず。これが痛くないはずがない。 中の形は自分のと全く合っていないし、大井は動かなくなっている。 「う……だから待てと言おうとしたのに……」 「あっ、ひぐっ、……ッ」 「だ、だって……提督と早く、こうしたかった、んだもの……」 相当来るのか私の胸に両手を置いて俯いてしまった。 こういう時何をすれば確実に痛みをなくせるかなど知らず、ただ慣れてもらうまで待つしかできない。 せめてもの情け程度に服越しで腰を両手で摩る。 痛みに耐えてまでそういうことを言われて嬉しくないわけがないし、覚悟の気持ちも十分伝わった。 ここで、抜こうか、などという慰めは無粋極まりない。 「て、提督……、少し、ッあ、このままで……」 「いいよ、いいから」 震えるだけでまともに動けない大井を見る時間は精々一分程度しかなかった。 このまま待っても何も変わらないと判断したのか、私の胸についた手に力を入れて半ば無理やり動き始めたのだ。 「ん……んぃぃ……ッ、いっつ……」 ずるりと腰が持ち上げられ、カリまで外気に触れたところでまた落とされる。 その動きは一往復し切るまでに文庫本一行を読めるほどゆっくりとしていて、 正直言って摩擦による快感などないに等しい。 キツい締め付けも一応快感は生んでいるが、これではこちらが動きたくなる衝動に駆られるだけだ。 しかしこの大井の懸命に苦痛に耐える姿をしかと目に捉えることでその衝動は抑えられている。 自分が今相手をしているのは自己処理するための玩具でもなく、道具でもない。 ならば兵器? 最近の兵器は人間の性欲を処理する機能もついているのか。なんと都合のいい事だ。 だがそれも違う。 今相手をしているのは、周囲から艦娘と呼ばれているだけの人間だ。 私に奉仕したいという一心で私にこんなことをしているんじゃない。 私とこういうことをしたいという自身の意思でここにいるのだ。 それを分かってなお大井のことを考えずに行動する思考回路は自分の頭にはない。 「く、はあ……あぅっ……ん、んぅ……」 少しずつだが確実に抵抗は落ちてきているようで、よく耳を澄ますとにち、にち、といった粘液の音が聞こえる。 大井も次第に食いしばっていた歯の力を緩めてきてちらちら口の奥が見えるようになってきた。 「ん! ふ、あっ、は、てい、とくっ? どう、なの? ッ!」 「ッ、ん、ああっ、よくなってきたぞっ」 上下運動と言える十分な速度にまでなってきて気持ちよくないわけがない。 つい先までは悲鳴じみた声だったはずだが、今やすっかり艶と色気のある喘ぎが完成していた。 そんなことを質問する程調子付いてきたのならと大井の腰に添えて動きを緩く手伝うだけだった両手を、 揺れる二つのタンクに向かって伸ばした。 「ああっ! 胸、そんなに強くっ!」 滅茶苦茶にタンクを揉みしだく。滴る汗が自分の腕に数滴飛び散る。 そのタンクは手で完全に包み込むには少し大きいので、指の動きをそれぞれ変えてタンクに沈めたりしてみる。 「んんっ、い、やらしい、手つきね、あっ」 「人の事言えるか、このっ」 「あぅっ!」 生意気な口をきいてくるので、今まで動かさなかった腰を突き上げてやると面白い反応をした。 タンクのすべすべした手触りと補給口の中の絶妙な凹凸具合を堪能する。 「うぁっ! はっ! ああっ」 「ほらっ、ほらっ!」 「ちょっ、と、止めてっ、あ!」 「……」 「はぁ、はぁ……提督」 「うん」 「あの、最後は、抱きしめてもらいながら、イキたいの」 その時自分はどんな顔をしていたのだろう。心にずんと重い衝撃があったのは分かる。 事に及ぶ直前から大井と顔を合わせてしたいと考えていたのはそうだが、 今の大井の台詞はコピーしたように自分の意思に上書きした上で反映された。 上体を起こし、繋がったまま先と体勢を入れ替えて大井を横たえ、正常位で行うことにする。 これで抱きしめることもできるしなおかつ速度を上げることができる。 大井のスカートがめくれて下腹部が見えた。 大井の補給口周りは乾いた愛液の上にまた愛液で濡れているし、自分のモノはといえばところどころが赤くなっている。 ここまで乱れて来てそういえば大井は初めてだったことを改めて思い出したが、 あと少しで達することができそうなので構わず事を再開し、速度を上げていく。 「ああっ! やだっ、はげ、し、いぃっ!」 「てい、とくっ! キス、してっ、くだっ、あ!」 望みに応える事と、精一杯の想いを伝えたい気持ちで唇を合わせつつ、速度は落とさない。 唇を合わせるのが少し難しい。 「んっ! ぅ、んふっ、んんっ、ちゅく、ちゅるっ」 声が篭るも、ピストンしながらの唇を完全に合わせるのは無理なので、唇の端から声が漏れる。 想いを口に出したいがために割とすぐに離す。 抱きしめるために上体を大井と重ねるように下ろし、両手を背中に回す。 大井の耳元まで顔を持っていき、口を開く。 「大井っ、大井っ、前から、好きだったんだっ、愛してるっ!」 「はっ、て、提督っ、私もっ!」 こちらの背中に微かに回されていた手に力が込められる。 自分はこの時、初めて自分らが一つになれたかのように感じた。 最初は大井の気持ちの変化を曲解した結果涙を流させる事になってしまったが―― 「ぐっ……」 「んっ! ~~~~ッ……」 これから先も流させるとしたら、それは嬉し涙だけにしたいものだ。 流石に熱も落ち着いてきて寒さを感じてきたので布団を被ることにする。 狭いシングルベッドに二人で横になるなら密着するしかないが、むしろ好都合のように思う。 普段の調子がああなのであまり意識していなかったが、服を着ていても大井の体の凹凸はよく分かるものだ。 ――抱き合っていれば嫌でも分かるな。 服装をしっかり整えた大井の顔は、先までの事が嘘と思わせる位には涙の跡も残らず普段の微笑みを取り戻している。 自分も人のことは言えないが、愛だとか恥ずかしくないのかコイツは。 ――愛してるは普段から言ってるしこんなものか。 「で、寝不足の原因は一体何だったんだ」 ピロートークの第一声がこれとは自分もどうかと思う。 「提督は最近四十六サンチ砲を欲しがっていたじゃないですか」 「まぁそうだね」 「だから夜中に工廠の資料を読み漁っていたんですよ」 「……まさかとは思うがそれを開発しようと?」 「はい」 「私のためにか」 「……ええ」 半分分かっていながら少しからかいを込めて言ってみると目を逸らした。 自分の中で嬉しい気持ちと怒りたい気持ちが葛藤を始める。 開発艦が戦艦でも難しいというのに、戦艦以外が携わって開発できるとは思えない。 それぞれ得手不得手というものがあって、勉強すればどうこうなるものではないはずだ。 何事も学ぶのはおそらくいい事だとは思うが、 私のためを思っての行動が艦娘を殺してしまいかねないとなると喜んでもいられない。 大切な存在を失うことがどれほどの恐怖であるかを想像してみて、大井をさらに近くへ手繰り寄せた。 「まぁ勉強はいい。だがそれで睡眠時間を削るのはやめてくれ。 私も沈ませないような指揮を取っていくつもりだが、全知全能の神でもない限り何が起こるか分からん」 「……分かってます」 「それでも生活習慣を崩すようなら艦隊に入れないからな。 私自身としては大井には存分に活躍してほしいんだが……」 「輸送任務とかかしら」 「魚雷を没収されての輸送任務は楽しかったか?」 「……いえ、退屈だったわ。とても」 最終的な重雷装艦への改造を完了した際に大井自身も言っていたように、 伝聞や資料にもあるが前世では重雷装艦としての役目はほとんど果たせなかったようだ。 決戦切り札の誇りを持って世に生まれたのに、設計時と全く異なる使い方をされた時の大井はどんなに悲しんだだろう。 「お願いだから死ぬような真似はやめてくれよ? 別に四十六サンチ砲なんか開発できなくたってお前に失望したりはしない。 重雷装艦としての役目を存分に果たして、私の目の届くところにいてくれれば満足だ」 「……ごめんなさい」 謝罪に対しては大井の頭を撫でる事で返した。 分かってくれればいい。どうしても開発に協力したいというのなら支障が出ない程度に受け入れようと思う。 「こんな私を選んでいいの? ……私を裏切ったら、海に沈めるけどね」 大井にしては珍しい控えめな態度と、いつもの強気、というより最早脅しじみた態度を混ぜておかしな確認を取ってくる。 先まで散々求め合ったのに、ここに来て断るならばそれは支離滅裂というものだ。 これはたった一晩だけの関係ではない。一晩だけの関係で済ませたくない。 「へぇ。それよりも先に私を裏切って海に沈んでいくような馬鹿はあまり好きじゃないかな」 「……もうっ」 うまい具合に言い返してやると負け惜しみのような反応が帰ってくる。 私の体に伏せていたがこちらに合わせるために上げたその顔は、 以前の愛想笑いでも、悲しみを隠すような笑みでもなく、濁りのない笑顔だった。 「やっぱり、提督の事、愛してますっ」 スキンシップも大事だな。大井の姉妹艦がそう言っていた。その意見には賛同の意を表明したい。 その姉妹艦とは逆に嫌がっていると思っていた大井も心を開いてみれば、やはり姉妹艦という繋がりは伊達ではなかった。 「提督、この手はなんですか? 何かの演習ですか? ……まあ、いいかな」
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563 名前:妹の面影 ◆QleDgIFrdU[sage] 投稿日:2014/10/03(金) 14 43 30 ID BBR2SbPo [1/3] 突然ですが、1レス強お借りします。 エロシチュを思いつけなかったので、事後と前日談の回想を兼ねたものです。 主な登場人物は潮と提督。担当海域哨戒中に救助要請を受けた提督の 数奇な運命的な一発ネタを目指しました。 「無理を言ってごめんなさい。最後のお勤めかもしれないと思うと切なくて」 私が情けを与えることで潮の自信に繋がるなら、その程度にしか考えていなかった。 「……私を困らせないでくれ。誰が何と言おうが、今の私には君が最愛の秘書だ。」 「ごめんなさい……ごめん、なさい……」 天涯孤独となった今、私は目覚めぬ妹を想い執務を行なう生ける屍でしかない。 「秘書官の任を解いてくれ、他の適正のある子と交替してくれなんていわないで欲しい。」 「君自身の魂か、艤装に宿る魂かは解らない。私には最も思い入れのある船なんだ。」 妹が目覚めぬからには、私は君と殉職しても良いと煎餅布団の中で告げたとき、 覚悟したように始めた話にゾッとした。私が艤装や魂にかくも惹かれている理由ともいうべき、運命の数奇さに。 ーーあなたの妹であるはずなどないのに、夢の中ではあなたを慕うのです。 目覚めぬままの妹さんのことを想うと、そばにいて良いのかと思ってしまいます。 「潮」を解放すれば、妹が目覚めるかもしれない。妹を求め解放しても、両方失うかもしれない。 命だけは救えた代償と思えば安いものだが、難しい二律背反に苛まれることになった。 救助任務後に一筆書いていて、当時の秘書官に紹介されたのが、潮とのなりそめだった。 哨戒中、同海域で海難事故にあった民間船の情報を入電し、救助船を要請して直行。 小さめの外傷以外ないが、目を覚ます様子はない。 応急処置を済ませ、救助できた子らとともに救護艦に託してすぐ、鎮守府に帰投したのだ。 海難事故に遭って植物状態となった妹と酷似していた彼女は ただでさえ、私の家系にとって縁のある船、『潮』の艤装に宿る艦娘だった。 取り乱しそうになるのを抑え自己紹介を促すと、「潮」の艤装に宿る艦娘だと告げられたが、 当時はせいぜい他人の空似だと想っていた。 了 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/